3階も墓地になっていますが，今回はすり鉢状の広間ではなく，通路状。この通路のどこかに，ラバーファイターが……っていました。今度は普通にいますね。モンスターではなく，ヒューマンタイプの敵なので少し躊躇しますが，戦ってみましょう。

　矢が当たったとたん，もの凄い勢いで走って来てガスガス殴って来ます。しかもバッシュという技でプレイヤーの武器を装備から外してくるのでやっかいです。あっという間にこちらのＨＰが減って行きますが，こちらも後退しつつ一生懸命応戦します。

■ラバーファイターはヒューマン。素手攻撃のファイターと弓攻撃タイプのアーチャーがいる。素手のほうはバッシュを使うので注意。

■人型の敵をあさるのは少し気が引けるが，無事クエストアイテムの耳を入手。これも5人倒す必要あり。

　……やっと倒せました……。瀕死です。しかしこうして見ると，序々に敵が強くなっていき，いい具合にスキルが上がって行ってます。

　ここらへんのゲームバランス，絶妙だな，と思いました。ただ私が調子良いだけなのかもしれませんけどね。

　こうして，5人のラバーファイターを倒し，目的のアイテム耳（みみっ！）を5つ入手してヌーブルの村へ。これで，ここにいるソウルバインダーに渡せばクエストはほぼ完了です。

■血管と耳を5個ずつ集めたら，ヌブール村のソウルバインダーへ渡す。この後，ギルドマスターに話せば完了だ。

■墓地は3階より下へも行けるが，敵は物凄く強そうで，高レベルな装備を付けたプレイヤーが多い。

　生産はチュートリアルで習った料理以外にも様々なものが用意されていて，鎧や洋服，武器やアクセサリーなど多種多様。その中から，私はランダル洞窟で材料やレシピが手に入る「木工」に着手してみました。

　まずレシピバインダーと，簡単そうな初期のレシピを2，3個購入し，それと一緒に「伐採」テクニックの技を購入します。また，スキルを使うにはそれに合った道具を装備しなければいけないので，伐採用の斧も購入し準備は完了。

　木を切りに森へと向かいましたが，木々に接近してもスキルが使えません。どういうこと？　と周囲の木々を手当たりしだいクリックしていくと，ＨＰメーターのある木を発見。よくよく観察すると，他の木とは見た目もちょっとだけ違っています。

　その木に接近しておもむろに伐採スキルを使うと，カコーン！　と気持ちよい音と共に木を切りはじめました。

　戦闘と同様のシステムのようで，木にダメージを与えてＨＰを減らせば切り倒したことになるようです。でも，最初だからか，ほとんどダメージを与えることができません。

■ＨＰメーターのある木に向かって，伐採を行う。伐採は走る時と同様に，スタミナを消費する。

■切り倒し，右クリックでアイテムを取得できる。幹や丸太などが複数入手でき，その数や種類は場合によって違う。

　こうして生産用のアイテムを入手し，これらを加工し，実用アイテムを作り上げるんですね。いやー奥が深い。

　2本目の木からは，幹の他に丸太を入手することができました。これは，最も優しいレシピで，木の板に加工できるはずです。

　早速洞窟に戻って加工に挑戦です。今度は「大工」の「切る」テクニックとノコギリを購入します。そして。ノコギリを装備して，近くにある木の台へ。

　ここで大工テクニックを使用すると，コンバインウインドウが表示されます。チュートリアルで卵を入れたあのウインドウです。

　今回はそこへ丸太を入れて，レシピの「木の板」を選択，コンバインボタンを押します。すると例の回転ルーレットが表示されるので，黄色い部分で止めれば完成です。

■大工スキルは，ウッドベンチ（Wood Workbench）の前で使う。料理スキルのキッチンと同じだ。

■ルーレットを黄色い部分で止めれば成功。ウインドウにまとめて入れれば，いっきに複数作ることができる。

　そうしてついに，大工スキルで初めての作品「木の板」が完成！　わーい！　……でも，これじゃただの板ですよね。さらに組み立てなどのスキルで加工しなければモノになりません。

　レシピを売ってる店で板を使うレシピを物色すると……重大なことが判明しました。なんと，どれもこれも，大工以外のスキルで作る材料が必要なのです！

　簡単に作れそうだと思った看板も，木の板1枚と釘が2つ必要です（おまけに高度な工作スキルでした）。釘？　釘って採掘で鉱石取って作らないといけないっぽいですよ？

　……ここで，板の加工は断念。他に何かできないか，さらにレシピを調べます。ウッドゥンスティックがスキルも低くて作れそうなのですが，これにも幹以外に布束が必要と書いてあります。

　うーん，生産スキルはお店で材料を買うか，自分で作るか，他のプレイヤーとのトレードが必要のようです。裁縫系の生産をしているプレイヤーはこのあたりにはいないので，私の生産スキルライフは，ここで一時中断せざるをえなくなってしまいました……残念！　次のページへ