■武器体系
本作では実に32種類もの実在の銃が登場する(グレネードランチャーとLAWを含めると34種類)。
カテゴリはハンドガンにはじまりショットガン,サブマシンガン,アサルトライフル,マシンガンと,一通りそろっている。その顔ぶれも豪華で,ざっと例を挙げるだけでも大型拳銃Anaconda,韓国製フルオートショットガンUSAS12,天才設計者ユージン・ストーナーの子孫Stoner96,新世代防御火器P90,大口径対物ライフルAW50と,マニアのツボを心得たチョイスだ。
しかも最新火器だけでなく,Remington 870ショットガンやFALライフルといった燻し銀アイテムもさり気なく押さえてあるあたり,ニヤリとさせられる。
それだけではない。登場する火器の大半は消音器の装着やスコープの換装といったアップグレードが可能で,そのバリエーションも含めると武装のパターンは膨大なものとなる。
銃の命中精度は銃自体に,威力は使用する弾薬の種類によって差別化されている。弾丸の威力に至っては独自に開発したシステムによって,発射された弾体が壁や配置物の素材を貫通するかどうかまでがシミュレートされているという。
つまり壁の向こうに居る敵をReconが探知し,Sniperが大口径ライフルで壁ごとブチ抜くといった,映画のようなシーンも再現できるのだ。
しかも発砲時の反動や銃声の表現は秀逸。連射した時の弾丸散布域の広がりは誇張されているようにも感じられたが,反動でグイグイと銃身が上に持ち上げられる感覚は実にホンモノっぽい。
本作に登場する火器の内で,筆者に実物の射撃経験があるものはほんの数種類だが,それらに関して言えば,極めて実物に近い射撃感覚を再現しているといえるだろう。
それだけでなく,発射サイクルの切り替えや弾倉交換といった操作のアニメーションと音声も,銃ごとに用意されているという芸の細かさだ。個人的にはAKのバナナ弾倉を交換するときの金属音がタマラナイ(フェチですみません)。
また,戦況を左右する投擲兵器はオーソドックスな手榴弾に加えて煙幕弾,閃光弾,ガス弾とこれまたマニア魂を揺さぶってくれる。投擲時の操作にも「投げる」と「転がす」が用意されているので,状況に応じて使い分けていこう。
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