■報酬システム
では，GLOBAL OPERATIONSは手当たり次第に強力な装備を持ちだし，動くものを片っ端から吹き飛ばすマッチョなゲームなのだろうか？
答えは「否」だ。本作では「報酬」というユニークなルールによって，巧妙にゲームの活性化とバランスの維持が図られている。
シングル・マルチに関わらず，初期の段階で各員が所持しているのはナイフ1本と最低ランクの防弾ベスト，そしてスペシャリティごとに設定されたアイテムと所持金だけで，メンバーは所持金で自分の装備を買い揃えなくてはならない。しかも初期段階では最低限の装備を買う程度の所持金しかない。
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| ■手持ちのお金と相談し，できるだけ強力な武器や装備を購入すべし |
■貧弱な装備のまま戦場に出ると，待ち伏せに遭って全滅……なんてことも |
所持金は戦闘中に挙げる戦果とミッションの結果によって，「報酬」というかたちで増額される。そして死亡（自殺も含む）あるいは戦線離脱によって再スタートする際には増額された所持金で装備を揃えることができる。
報酬は基本的には敵を倒すか人質を救出する事で支払われるが，個々のスペシャリティに設定された条件を満たすことでも与えられる。例えばReconなら自分が与えた敵の情報によって味方が戦果を挙げた場合，Medicなら味方を治療した場合などがそうだ。
■暗視装置(左) 暗く入り組んだ地形ではLSDは非常に重宝する(中) 熱源式暗視装置(右)
逆に味方や人質を殺害した場合は一定額の所持金を没収されてしまう。
メンバーは何らかの戦果を挙げない限り貧弱な武器で戦うことを強いられ続ける。最悪の場合はナイフ1本で再スタートし，誰かの「落し物」を探して歩く羽目に陥ってしまうぞ。
チームの戦いを有利に運ぶためには，プレイヤーはより積極的に戦闘に臨み，なおかつ自分のスペシャリティに忠実に行動しなければならないのだ。
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| ■混戦状態の誤射に注意！ 味方を傷つけると所持金を没収される！ |
■配置につく味方Sniper。1人ずつ，確実に仕留めていこう。 |
報酬システムにはもう一つおもしろい一面も。それは，負傷によって行動不能になっている間，30秒ごとに一定額の報酬が支払われるといくものだ。
これは戦果への対価ではなく，チームの総合戦力が間引かれている時間を換金していると考えると理解しやすいだろう。まさに「時はカネなり」だ（違うか!?）。
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