信長シリーズ20周年記念作「信長の野望 天下創世」の発売まであとわずか。シリーズ初のフル3Dによる内政および合戦システムとはいかばかりのものか──? 今回は気になるプレイ感をお伝えする。
なお,今作のコンセプトは“天下創造の夢”とのことなので,プレイするシナリオは後の戦国大名たちが名を馳せんと夢を抱いた時代・1551年開始の「家督相続」を選択。大名家は“蝮(まむし)”と恐れられた斉藤道三とした。
道三,家臣が一同に会す年賀の席ですっくと立ちあがり,「ワシが天下を取る!」……と宣言したかどうかは定かではないが,天下統一の戦いに乗り出した彼が,京の都に攻め上るまでの展開をお見せしていこう。
斉藤家家中
さて,まずは当家家中の様子を見てみると,武将たちの忠誠が軒並み低いことに気が付く。これではいつ裏切られてもおかしくない。
折を見て金を与え,忠誠を上げていかなくてはならないだろう。
しかし明るい要素もある。なんとあの明智光秀が最初から家中にいるのだ。内政,外交,合戦と,オールラウンドな活躍を期待できる人物だけに,序盤は彼の使い方がポイントとなるはずだ。
■なにをやらせてもソツのない光秀。逸材である。
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■さらに人材を求めてみると,滝川一益が浪人中だという。彼も即ゲット。 |
内政覚書
他国に戦を仕掛ける前に,内政で国を豊かにするのが信長シリーズの定石。コマンドは「開発」「投資」とあるが,まずは低い金額で実行できる投資を中心に進める。
投資のコマンドを選んだ状態で町並みをクリックすると,その場所に投資できるという仕組み。農村に投資すれば農業生産が,商業地なら商業が,武家屋敷なら最大兵士数がアップする。
■ゲームが進めば,こんな変わった町並みにもお目にかかれるように。
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■だいぶ町らしくなってきた。理想の町を構築するのだ! |
このゲームの1年は新春,春,梅雨,夏,秋,晩秋,冬,厳冬の8ターンに別れており,新春には金,秋には米が領国から大名家に納められる。
というわけで,斉藤家の序盤の内政方針は,新春から夏にかけては農業への投資を重視,秋から厳冬にかけては商業を重視することとする。これなら投資の効果が次回の収入にすぐに反映され,効率がよいはずだ。
ほかにも「治安」「治水」「施し」おなじみのコマンドが並んでいるので,治安が悪化したら治安,徴兵などで民の忠誠が下がったら施し……などと適宜行っていく。
なお,「天下創世」では,領国のマップは城攻め時にも使用される。敵が城まで侵攻してきた場合,丹念に作りあげた町並みが破壊されてしまうこともあるのだ。
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