プラットフォームをスーパーファミコンへと移し，1993年に発売されたシリーズ4作目「イースIV 〜MASK OF THE SUN〜」は，イースI・IIの続編として位置付けられる作品だ。イースでの冒険を終えたアドルは，長かった戦いの日々を思い返していた。

　ダルク＝ファクトの最後。悪の元凶となったダーム。古代王国イースのフィーナとレア……。

　さまざまな出来事を思いながら砂浜に目を移すと，1つの中に手紙が入った小瓶が打ち上げられていた。

「勇者よ，セルセタの樹海を救ってください……」手紙を読んだアドルは，エステリアから船に乗って大陸へと渡り，セルセタの地を目指すのであった。なお「イースIV」は，同時期にPCエンジン版「イースIV　-The Dawn of Ys-」も発売された。

■イースI・IIの続編として作成された「IV」は，スーパーファミコン＆PCエンジンでの展開に！

■「イースV 」は攻撃の多彩さが特徴。Win版は「月影のデスティニー」予約特典としてGETできた。

　1995年にスーパーファミコン版で発売された「イースV 〜失われた砂の都ケフィン〜」は，アドルが20才のころの冒険をつづった作品だ。

　アフロカ大陸のケフィン砂漠に，はるか昔，錬金術で栄えた王国があった。

　しかしその繁栄を今に伝えるものも既になく，500年前に世界の歴史から消えて以来，「伝説」だけがひっそりと残っているに過ぎなかった。

「幻の都」を求めて，アドルの新しい冒険が始まるのであった。

　シリーズの主流である斜め見下ろしタイプのまま，「剣を振る」「ジャンプ」「盾で防御」などのアクション性を強化し，高低差のあるマップや魔法攻撃などが加わり，戦闘がよりアクティブになったのが特徴だ。

　そして21世紀になって，ついに新作「VI」の登場を迎える。世紀を超え，プラットフォームを超え，再びアドルの物語が幕を開ける……。