今回は「はじめの一歩 ALL☆STARS」でメインとなるストーリーモードの序盤のインプレッションをお届けしよう。
これまでのシリーズでは,ストーリーモードは一歩編,鷹村編,鴨川編のように,キャラクターごとにストーリーモードが分かれていたが,今作では原作15年の歴史がストーリーモードに凝縮されており,原作通りの流れで試合をプレイすることになる。
そのため,原作のターニングポイントとなるところで区切りがつくように,ACT1,ACT2という感じに分割されている。
ストーリーモードに3つの難易度を用意
今作のストーリーモードで一番の特徴は,やはりゲームに難易度が設定されたところにある。
ストーリーモードはEasy,Normal,Hardの3段階で難易度が用意され,ストーリーモードを始める際に選択することができるようになっている。
実際にプレイしてみると分かるが,Easyモードは誰でもクリアできるレベルにキャラクターの強さが調整されていて,よほどのことがない限り負けることはないはずだ。左右のパンチを連打しているだけでもそれなりに勝ち進むことができるといえば,どのくらいの難易度なのか理解できるだろう。
そして,一度勝利した試合は,どの難易度でもプレイすることができるようになっており,だれでもクリアできるEasyモードを用意することで,好きなときに好きな試合を好きな難易度で楽しめるわけだ。
なお,対戦カード画面の左に金・銀・銅の3種類のグローブが表示されているが,このグローブは試合に勝利することで表示される。金はHard,銀はNormal,銅はEasyをクリアすると表示される。すべての色のグローブが表示されるように,何度も挑戦してみよう。
■3段階に設定された難易度を選んで試合をプレイすることが可能になった。一度クリアした試合はどの難易度でも遊べるようになる。 |
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■クリアした難易度に応じて,3種類のグローブマークが対戦カードの横に表示される。 |
試合前やインターバル中のイベントシーンを見逃すな
ストーリーモードでは,前作では省略されたイベントシーンが復活し,物語を盛り上げてくれる。
3Dキャラクターによるイベントシーンは,試合前に演出として挿入され,原作の名シーンを再現したものからオリジナルで用意されたシーンまで,累計5時間以上も収録されているのだ。
このイベントシーンは,早送りしたり,スキップしたりすることもできるが,初めてそのイベントシーンを見る場合はしっかりと見ておくことをお勧めする。
というのも,ジム内や会場控え室などで会長やジムの先輩が話す言葉には,対戦相手の情報や戦い方のヒントが隠されていることがあるからだ。 また,ラウンド間のインターバル中のシーンも同様に見逃すことのないようにしたい。 次のページへ
■原作のシーンを3Dキャラクターによるムービーで再現。試合前やインターバル中にはアドバイスを聞くこともできるので見逃さないようにしよう。
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