自分の操作しやすい設定を選ぶ
本格的なボクシングアクションを実現している「はじめの一歩 ALL☆STARS」。
これまでのシリーズ同様,ストレートやフック,アッパーなどのパンチだけでなく,スウェーやダッキングなどの防御もできるようになっているのだが,スウェーやダッキングは左スティックを半倒しする操作方法で,とても微妙な倒し加減になるため自分の思い通りに操作できない場合がある。
そんなときにはコントローラのセッティングを変更するといいだろう。
コントローラのセッティング変更は,メインメニュー画面のOPTIONSからCONTROLLER SETTING → BUTTON LAYOUTで行うか,試合中でもSTARTボタンでポーズすることで行うことが可能だ。
試合中に変更する場合,ボタン設定を選択したら,L1ボタン(またはL2ボタン)を選択し○ボタンで決定し,画面右側に表示される「sway」にカーソルを合わせて決定すれば,L1ボタンを押しながら左スティックを倒すだけで簡単に簡単にスウェーやダッキングをすることが可能だ。
■操作が難しいスウェーやダッキングはボタン設定を変更することで簡単にできるようになるぞ。
また,キャラクターの移動については,左スティックを深く倒すことで倒した方向に歩いて移動するようになっている。
素早くステップを踏んで移動するクイックステップは,左スティックを素早く2回倒すことで行うのだが,この操作も慣れていないとなかなか思うようにはいかないことがある。
特にアウトボクサーの木村や宮田を操作する場合はこのクイックステップを多用することになるので,これらのキャラクターを操作する場合には移動方式を変更しておくと戦いやすくなるぞ。
クイックステップの操作方法の変更も,スウェーなどと同様,ボタン設定画面に移行し,左スティックを選択したら○ボタンで決定して,画面右側に表示される「Expert」にカーソルを合わせて決定すれば,左スティックを1回倒すだけで素早く移動できるようになるのでぜひ試してほしい。
■OPTIONSから左スティックの動作を設定することが可能だ。なお,OPTIONSから変更した場合は,すべての試合で有効になるので,1試合だけ設定を変更したい場合には試合中にボタン設定を行うといい。 |
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■ボタン設定で左スティックの割当を「Expert」にすれば,1回倒すだけでクイックステップを使って移動できるようになるのだ。 |
ガードを積極的に活用
前作までは相手の繰り出したパンチに合わせて対応をするボタンを押すことでパーリングなどの防御が可能だったが,「はじめの一歩 ALL☆STARS」では,相手の攻撃をガードする専用ボタンが用意されている。
■間柴右フックをバッチリガードする一歩。ピーカブスタイルの一歩は,他のキャラクターに比べ細かなブロックが少し苦手なのだ。
初期設定状態では,L1ボタンでガードを発動することができ,このガードは相手のパンチを見てタイミングよく押すのではなく,L1ボタンを押しっぱなしで発動するようになっているのでどんどん積極的に活用していくといいぞ。
ただし,すべての攻撃を防ぐというわけではなく,キャラクターによってもガードの成功率が違っているので注意しよう。また,相手の攻撃がSpecial Moveのような強力な攻撃の場合,ガードした腕が弾かれてしまうこともあるのだ。
■L1ボタンによるガードは押しっぱなしで自動的に発動するぞ。ただし,強烈な攻撃を食らった場合はガードが吹っ飛ばされてしまうこともあるのだ。
Special Moveはどんどん使っていこう
さて,Special Moveの話が出たところで,Special Moveについても少し触れておこう。
「はじめの一歩 ALL☆STARS」が普通のボクシングゲームと違うのは,このSpecial Moveの存在だ。
Special Moveはキャラクターごとに用意されているいわゆる必殺技のことで,ストーリーモードが進行するにつれて,一歩や宮田などのキャラクターは原作同様にさまざまなSpecial Moveを覚えていくぞ。
覚える時期は原作通りになっているので,原作をよく知っている人ならすぐ分かるだろうが,試合中にSTARTボタンでポーズし,Special Moveを選択すると,覚えているSpecial Moveと対応しているボタンの組み合わせを確認することができるぞ。
■試合中に使用可能なSpecial Moveのボタン設定を確認することが可能だ。ストーリーが進むにつれSpecial Moveが増えていくキャラクターもいるぞ。 |
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■一歩の代名詞といえるデンプシーロールも完全再現! 左右から繰り出される攻防一体の強烈な攻撃は,食らうとひとたまりもないのだ。 |
攻撃系のSpecial Moveは,発動することで多くのスタミナを消費してしまうので,あまり連発しすぎるとあっという間にスタミナがなくなって動きが鈍くなってしまうので注意しよう。
しかし,パンチ力の低い宮田や木村の場合,ジョルトやドラゴンフィッシュブローなどのSpecial Moveを発動することで原作同様にKO勝ちすることができるので,使いどころを考えて積極的に使っていくといい。
■宮田(画像左)や木村(画像右)のようなボクサーでもSpecial Moveは強力で,うまく決まればダウンを奪うこともできるぞ。
また,アウトボクサーはスローバトルという特殊なSpecial Moveを発動することが可能だ。これは,お互いがスローモーション状態になり試合を行うもので,スローバトル中は相手の攻撃を見定めてからパンチを繰り出せるので,カウンターが取りやすいのだ。
今回はストーリーモードを中心にインプレッションを行ったが,次回はエキシビジョンやトーナメントなどのゲームモードと謎のパスワードシステムについて紹介したいと思う。
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