隠密裏に行動する場合，銃の発射は状況によっては致命的である。サプレッサーを装着して1人を撃ち倒したとしても，隣で人が倒れれば警戒されるのは当然だし，敵を倒れたまま放置すればそれを発見され，同様に警戒を与える。

■背後から忍び寄る時は相手の行動パターンを把握すること。

■無駄な殺生はなるべく避けたいのが心情。殺戮マシーンになってもゲームとして進められるのだが……。

　CQCは主に狭い場所での戦闘，銃の使用で周囲を警戒させたくない，相手を拘束したい場合など，理由と目的は多岐にわたる。

　CQCといってもその行動パターン，特にMSG3においてはかなり多様な内容がある。しかし，基本は相手に気づかれることなく接近することから始まる。背後から，あるいは潜伏している場所を敵が通り過ぎた直後などに忍び寄る。

　その次の行動はいくつかの選択肢がある。そのままナイフで息の根を止めてしまうのが最も簡単かもしれない。殺生を避けたければ投げ飛ばし，気絶させるという方法もある。またあるいは貴重な情報を聞き出すために相手を脅し，その後に無力化するというシチュエーションもある。そしてさらに，多数の敵が相手の場合，拘束した敵を盾のかわりにして立たせることもできる。

　コントローラーでの操作はやや難しい面もあるが，無意識に行動できる領域まで達すれば潜入工作員として一人前だし，そうならなければ生き残ることは難しいだろう。