Q:高阪選手が考える,総合格闘技を見る上での観戦アドバイスとか,見どころとかありますか?
高阪:試合は見たまんまでいいと思うんです。日本のファンの人は,選手側から見ていると,「こういうことを本当はやろうとしたんだけど,相手のプレッシャーがあって……」っていう裏側を読むような細かいことを考えすぎなんじゃないかなぁ,と思うことがあります。
起こったこと,本当に見たまんまを楽しむだけでいいと思うんですよ。激しい試合や寝技の攻防を見て「すごいな,面白いな」って感じるのは事実だからそのままでいい。
逆に膠着しているときに,「いや実はああいうことを考えてるんだけど出来なかったんだ……」っていう甘いことではなくて,「逆にあんな試合やってたらダメでしょ」というぐらいの勢いでないと。
こっちは言われるとむかつきますが(笑),でもお金払って見てるわけですから。
Q:ところで,高阪選手はゲームはやられるんですか?
高阪:いつも試合の会場に行くと置いてあるんで,仲間みんなでやったりするんですよ。ただ,自分はゲームが全くダメですが……。
前作の時は宇野君とやって,ボロボロに負けましたし(笑)。
Q:ゲームが出たことでファンから声をかけられたことはありましたか?
高阪:ありますよ。米国だと,試合の放映は衛星放送かPPP(ペイ・パー・ビュー)が主流だから,実はゲームが出始めたばかりのときのほうが街で声をかけられやすい。
前なんか,シアトルのダウンタウンで黒人のすっごい太った奴に「Hey!お前のゲームをやらしてもらってるぜ! Nice Move!」と言われて目が点になりました(笑)。
最初はケンカ売られたのかな〜,どうしよっかな〜,やるべきかやらざるべきか……とか思って構えてたんですけど,握手を求められて拍子抜けしました(笑)。
Q:ゲームがきっかけで格闘技を好きになる,やってみたい,という人も出てくると思いますが,高阪選手が考える「格闘技」を実際にやる楽しみは何だと思いますか?
高阪:格闘技を最初に始めたときは,多分なにもできないと思います。
技術や動き,もし体を動かしていなかった人がやるなら,根本的に体力から作り始めるわけですから。
しかも格闘技は,人間と人間,生の人間同士で闘う競技でしょ。パンツ一丁でやる競技ですから,自分に言い訳ができない。
人間としての強さの根本的なところ,「人間力」がバレてしまうんです(笑)。リスクは大きいけど,自分に還ってくるものは大きいという楽しみがあると思います。
スポーツをやったことがない人なら,ゼロから自分を作り上げる楽しさがある。だから少しでも興味を持ったら,ぜひ格闘技をやってみて欲しいですね。
本当に強くなりたい人,技術をさらに磨きたい人,格闘技を楽しみたい人,ただ興味がある人など,格闘技をやろうとしている人に最適なジムが三田にある。
インタビューにも登場する高阪選手が主宰するジム「G(grappling)-Square」がそれだ。初心者の方には基本動作,テイク・ダウン,関節技とその入り方,打撃,そして各個人にあった攻撃の仕方など段階を経て指導してくれる。
中級,上級者にはそれぞれが持っている技術をよりよく生かす方法など,試合ですぐに活用できる内容の指導をしてくれるぞ。
入会金,会費などは以下の通り。興味のある人は,電話やe-mailなどで今すぐ問い合わせてみよう。
場 所
東京都港区三田4-7-14 明るいビル トータル・ワークアウト 三田一号店
都営三田線,営団南北線「白金高輪駅」2番出口を出て直進,徒歩3分
お問い合わせはTEL.03-3280-5557
E-メール:alliance@aol.com
TKホームページ:http://www.issho-ni.net/tk/
会 費
入会金:1万円
月会費:1万円
※原則として16才以上(相談可)
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・販売元:マーベラスインタラクティブ
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