ミッション2「作戦コードH4」では敵パイプラインに対して地上攻撃を行うことになる。目標となるのは設置されたパイプラインおよび周辺の巨大製油施設の破壊だ。まずはブリーフィングルームで作戦情報の伝達を受けよう。
ブリーフィングの後,出撃するメンバーを選び(この段階ではカズヤのみ),続いて機体を選ぶとマップ画面に移る。基地から作戦エリアまでをマップ上で選択して進むといよいよ作戦の開始だ。
■初めての地上攻撃はそれほど厳しいミッションではない。ただし,あまり地表ばかりに気を取られていると,上空からの攻撃にやられかねないので注意だ。
パイプラインの周囲には対空砲も配備され,ばんばん対空砲を撃ちあげてくる。被弾してもダメージは少ないが,とりあえず回避するよう心がけよう。また,パイプラインの下には微妙な空間が広がっているので,くぐり抜けなどのアクロバテックな機動を楽しむことが可能なので,是非試してみてほしい(将来の布石として……)。
また,このミッションでは地球防衛連名軍「E.D.A.F」の正規空軍も出撃してくる。デルタと共同戦線を展開することになるわけだが,ここで面白いのが戦闘中の通信音声だ。
「デルタ」ではゲームプレイ中,敵味方双方の通信が常にライブで流れ,緊迫した戦場の臨場感を高めてくれるほか,各キャラクターの性格やストーリーの合間を埋めるような情報などを知ることもできる。
また通信を聞くと(最初のうちは戦闘に必死でなかなか聞き取れないのだが……),どうも正規軍はデルタ中隊の存在を快く思っていないといったことが伺い知れる会話や基地からの通信,僚機からの通信,ルースの命令やそれを無視するジョンの会話など,バラエティーに富んだ会話が飛び込んでくる。
慣れないとなかなか聞いている余裕がないのだが,敵の出現報告といった重要な内容もあるので,頑張って注意を払ってチェックしておきたい。また,音声には英語モードも用意されており,日本語モードとはまたひと味違った臨場感が味わえるのでこれもぜひ試してみて欲しい。
各ミッションとも,無事にミッションをクリアすると,プレイヤーは一度基地へ帰還することになる。基地ではミッションブリーフィングはもちろん,機体の購入,デルタチームのメンバーとのコミュニケーションが可能だ。そんなわけで,笑ったり怒ったり困ったりするルース(いや,ほかのキャラもだが……)が見られるのがうれしいぞ。
■戦闘ばかりではなく,登場人物たちが織り成すストーリーもデルタの楽しみの1つだ。
また,より多くの敵を倒せば,新しい機体を購入することができるほか,爆弾などのオプション兵器も購入するこができる。
ゲームを進める上で重要な部屋,ブリーフィングルームでは作戦司令部に所属する金髪の天才少女,リーリャたちが次に臨むミッションの通達や,ミッション終了後の報告などを行ってくれる。
以上のように,ブリーフィング,マップ上で作戦エリアへ移動,ミッション遂行,マップ上で基地へ帰還,そして作戦終了後のブリーフィングやイベント,というのが1ミッションの大まかな流れだ。
ミッション3「“疾風”と呼ばれた男」では海上上空で,戦闘機同士の熾烈を極める大空中戦が展開される。
ミッション1とはうって変わり,突き抜けるような青空の下,プレイヤーは本格的な空中戦を体験することになる。
■空中戦で勝利するコツは,どんな姿勢でも敵を追えるようになること。地上への衝突だけに注意し,あとは空間を自在に飛び回れ!
エアフォース・デルタでは,誰でも簡単に爽快なゲームが楽しめるよう,機体の挙動をあえてイージーにしている。そのため,戦闘機ゲーム=操縦が難しくて上手く操作できないといった心配は無用と思ってよい。
むろん,戦闘機の挙動をあまりに無視した動きをすることはない。単に失速限界が緩く,旋回,加速などの操作がプレイヤーの操縦に素直についてくるように調整されているのだ。言ってみれば車のパワーステアリングといった感じだろう。
この試みは実際にプレイしてみると,上昇や下降,旋回といった操作思う通りに行い,純粋に敵を攻撃する事に専念できるため,いきたい方向へ自由に機動できるなど,操作面でストレスなくゲームが楽しめるのだ。
シューティングゲームとフライトシミュレータ双方の美味しい要素をうまくまとめた操作感なわけである。
これに加え,機体形状の再現はすばらしく,エアブレーキ,エルロン,ラダー,スポイラー,爆弾倉など,実際に動く部分が限りなくリアルに再現されているのだ。
■正規軍のF-14戦闘機も登場!だが出撃後,あえなく撃墜されてしまう。
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■O.C.C軍にはMiG-25が登場!その圧倒的なパワーに対抗出来るか!?
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