IMPRESSION

ミッション4

　具体的には，今までプレイしてきた第３小隊のカズヤ以外のキャラをプレイヤーが使い，ミッションを遂行することができるようになる。

　小隊はそれぞれ得意な分野が設定されている。特殊戦闘機を使う第１小隊，空対地／空対艦を得意とする第2小隊，そして空中戦を得意とする第3小隊と，デルタ中隊は3つの異なる性格の小隊で編成されている。

　また，それぞれが所有する機体にも微妙な違いがあるので，作戦に沿った機体とキャラクターを選択することが可能であり，この選択がミッションを効率良く進めるためのポイントとなる。

　それでは，デルタチーム最年長のベテランパイロット，ジェイミー・ジョーンズ（タックネーム：ショーグン）率いる，第1小隊が参加するミッション「ガーディアン作戦」を紹介しよう。

　O.C.C.に破れ，撤退を余儀なくされる地球防衛連盟軍E.D.A.F.部隊。

　今回は撤退する兵士や民間人を乗せた輸送列車を上空から援護するのが任務だ。狭隘な渓谷を走る友軍の輸送列車に，敵戦闘ヘリや戦闘列車などが攻撃をしかけてくるので，なんとしてでも守りきるのだ。

■司令官ロバートから輸送列車を上空から援護する任務が発令される。

■目的地に移動中に敵戦闘ヘリと戦闘機に遭遇した。こんな突発戦闘も用意されている。

　作戦が開始されると，現場にたどり着く前になんとO.C.C.の戦闘機とヘリコプターに出くわす。スピードの出ないP-38Lでは少々キツイ戦闘となるがなんとしてでも退け，輸送列車の護衛に駆けつけよう。

　また，このミッションではレシプロ好きなジェイミー以外に，第1小隊の中から好きなキャラを選んでプレイすることもできる。そんなわけで，スピード第一主義のリック（タックネーム：ノンストップ）やV/STOL好きのアレックス（ラッシュアワー）を選択することも可能だ。

　レシプロ機をこよなく愛す第1小隊隊長のジェイミーを選ぶと，乗機は双発レシプロ（プロペラ）戦闘機，P38ライトニングとなる。

　高速なジェット戦闘機に比べ，逆にその低速性，機動性のおかげで狭隘な谷間でも安心して自由自在に機体を操ることができるはずだ。

　列車と合流したら先行し，機関砲とロケット弾を使い分け，露払役となって友軍の兵士達をO.C.C.軍の攻撃から守ってやろう。

　やがてデルタ中隊の戦いは否応なくエスカレートする。通常兵器に加え，O.C.C.が繰り出すさまざまな巨大兵器は，「E.D.A.F.」の技術水準を越えた恐ろしい超兵器ばかりだ。

　狭隘な渓谷には超巨大ローラーを装備した地上戦艦が，空中には編隊を組んで移動する巨大な空中戦艦，さらに気象を操る竜巻発生装置などが登場し，E.D.A.F.を，そしてデルタ中隊を窮地に陥れる。

■渓谷にはO.C.C.の地上戦艦が配備されている。攻撃を交わし，地上戦艦の脇をすり抜けろ。

■地上戦艦に挑むF-5EタイガーII。そのローラーの巨大さを実感していただけるだろうか？

■ここまでくると，O.C.C.はいったいどういう兵器のセンスをしているんだ，と思ってしまう巨大戦車(?)。

■膨大な数の敵艦船を撃って撃って沈めまくる。ミサイル残弾ゼロ必至なミッションだ。

　E.D.A.F.とO.C.C.にこれだけの技術力の差をもたらすオーバーテクノロジーは一体どこから持ち込まれたのか？　行方不明のカズヤの恋人は？　謎や人間模様は複雑に絡み合いながら，やがてデルタ中隊の戦う戦場はO.C.C.の拠点，宇宙へと拡大していく。

　戦闘だけでなく，複雑に絡み合う政治，人間関係など，壮大な世界観が展開される「エアフォース・デルタ」はいよいよ2月5日発売！是非プレイしてデルタの世界観を楽しんでほしい。

　さて，次回は次々に登場する新兵器や多岐にわたる戦闘機群をはじめ，ついに宇宙へと進出したデルタチームの戦いを紹介するのでお楽しみに。