各シーンの最後には，強敵が待ち構えている。ありていに言えば「ボス戦」であるが，「クラウチング・タイガー」では， 独自の世界観とアクションを活かしたイベント戦闘も多数用意されている。 例えば，組み手ブロックや必殺技を規定回数成功させる，といった感じだ。

　最初に登場するのはイェン編のシーン2中盤。ムーバイを相手に「組み手ブロックを2回成功させる」のが目的となる。

　以降「組み手ブロック4回」，「必殺技を3回」，「必殺技と組み手ブロックを2回ずつ」というふうに，イェン編からシューリン編にかけて徐々に内容が高度になっていく。　アクション初心者が，段階的にアクションを覚えていくことができるようになっているのだ。

　このほかにも，ツァイ父娘や警官などの第三者が戦闘に加わったり，ユィ・イェンとジェイド・フォックスのコンビが敵となるなど，複数VS複数で戦うチーム戦も出現する。

　このような場合に注意したいのは味方の動向。本作では，味方の攻撃でもダメージを受けてしまうのだ。ボスを攻撃していたら味方に邪魔されて全滅……なんてこともしばしば。

　敵と戦いながら，相棒を守ることが目的のシーンもあるので，自分の手でトドメを刺してしまうことのないように気をつけたい。

■イェン＆ムーバイの竹林での追いかけっこも再現。しなる竹を足場に崖を渡っていく。

■物語の終盤にはジェイド・フォックスの住処へ。毒沼と罠だらけの危険なダンジョンだ。