チャレンジモードで限界に挑戦
本作にはストーリーモードとは別に,チャレンジモードというゲームモードも用意されている。このモードでは「耐久モード1」「耐久モード2」「タイムアタックモード1」「タイムアタックモード2」「ハルクスマッシュモード」の5つの遊び方ができるぞ。
耐久モードは体力がゼロになるまで,どれだけ敵を倒せるかというもの。1と2ではステージや出現する敵が異なるが,目指すものは同じ。
敵を倒すとポイントが加算されていき,その合計値を競うのだ。ここではライフアイテムをいかに効率よく取れるかが鍵となる。
爆発する障害物や怒りスペシャルを駆使し,広範囲の攻撃で一気に敵を巻き込むのがコツだぞ。
タイムアタックモードはその名のとおり制限時間内にどれだけ敵を倒せるか,というモード。1も2も共通して4分の制限時間が課せられている。
タイムアタックで重要なのは確実に敵を倒していくこと。敵の残り体力が残っているのにも関わらず,放って別の敵に向かうのは賢いとはいえない。
耐久モードと同じく,アイテムや怒り状態をうまく活用して高ランクを目指せ。
■多彩な遊び方が可能なチャレンジモード。どのモードもランク1位を取るのは難しいが,ポイントさえ把握しておけば十分達成可能だ。
最後のハルクスマッシュモードは上記の2つと毛色が若干異なる。これは敵を倒すのではなく,障害物を破壊するモードになっている。
制限時間内にどれだけの障害物を破壊できるか……まさにハルクらしさが存分に表現されたモードだ。
障害物を破壊すると,ポイントと同時に制限時間もプラスされる。つまり障害物を壊しつづければ時間が増え,延々と破壊をつづけられるのだ。
ただし,敵兵も出現するので,一筋縄ではいかない。体力がゼロになっても当然ゲームオーバー。障害物の破壊ばかりに気を取られてはいけないぞ!
ファンならずとも嬉しい特典が盛り沢山!
おまけ的要素として存在するスペシャルモード。ストーリーモードやチャレンジモードが"遊んで"楽しむものならば,こちらは“見て”楽しむもの。
「ムービーアート」「ハルク大進撃」「チート」「スタッフロール」の4つがあり,それぞれ見るためにはやはり特定の条件を満たす必要がある。どれも見る価値十分の内容ばかりだぞ。
ムービーアートは映画版「HULK」で使用された特撮・出演者の1コマなど,裏側が覗ける写真集。精巧に作り込まれたセットやハルクの顔など,見て飽きないものばかり。特に映画版を見た人ならば,思わずうなずくシーンが随所に散らばっている。
ハルク大進撃はゲーム内のムービーや,映画版「HULK」の予告ムービーなどを見ることができる。予告編はアメリカ版のものとなっており,日本で流されたものと内容が違う貴重なフィルムだ。
またPS2版「HULK」のメイキングや特撮集団ILMのCG技術……などの製作者たちが作品にかける情熱が伝わってくる映像も収録されているぞ。
チートは,ゲームに関するさまざまなオプションを自由に選択することができる。例えばハルクを不死身にしたり,つねに怒り状態にしたり……。なかには“グレイハルク使用”なんてものもあったりと,ゲームをさらに楽しむ仕掛けが盛りだくさんだ。
■CAP映画版HULKを見ていればさらに楽しいことうけあい。まだ見ていない人は,レンタルもいいがDVDスペシャルBOXを買うのも手だぞ!
最後のスタッフロールはエンディングなどで流れるクレジット。通常はゲームをクリアしなければ見れないが,これを選べばいつでも見ることができる。
どれもおまけというには非常に豪華なものばかり。いずれも条件をクリアするのは至難の業だが,映画版のファンもPS2版のファンも頑張ってクリアしてもらいたい!
本作の基本的なバトルやアクションといったものは今回まで。いよいよ最後となる来週は,実際にストーリーモードを遊び,その楽しさをレビューする。
ついに発売となったPS2版「HULK」。今までお届けした情報をしっかりと予習しておき,ハルクとなって暴れる準備を整えておくべし!!
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