プレイステーション 3の発売日は「3」「2」……って本当?:語り尽くせない「E3 2005」――締めくくりの座談会 最終回(2/2 ページ)
言いたい放題の座談会もとうとう最終回。最後は次世代機になるとゲームはどう変わる? そしてプレイステーション 3の発売日予想から、来年のE3予想まで。ついにこれでおしまいっ!
Xbox 360でもプレイステーション 3でも遊べるとなると…
ライターA 今回のE3 2005では、Xbox 360タイトルとしては日本向けに何も発表していないですよね。セガは「Next Level:Fighting」(バーチャファイター)を出品していましたから、ほかにも発表する可能性はありますけど。それに加えて「鉄拳」が参入したらすごいことになるんですが。
ライターB 鉄拳は、プレイステーション 3とXboxの両方で出しますかね……。
ライターA おそらく国内ではプレイステーション 3がトップになると思うんですけど、アメリカだと当然Xbox 360なので、ソフトメーカーとしては両方やらざるを得ないでしょう。
ライターB ただそれは、SCEにとっては好ましくない状況ですよね。Xboxにも取られちゃったら大変なことになるので。
ライターA ヨーロッパも大変でしょうね。
ライターB でも、ヨーロッパはSCE強いですよ。EyeToy:Playもヨーロッパでは好評ですし。あれはもともとSCEEの企画ですから(注:SCEEのリチャード・マーク氏が開発者。カンファレンスでもEye-Toyカメラを使ったデモを行った)。
記者E 北米はXbox 360なんでしょうね。
記者K で、我が道を行くRevolution、と。
ライターA シェア的にはそこそこいくんだろうけど、それ以下がない変わりにそれ以上もないという状態じゃないでしょうか。
記者K 携帯ハードだったら、ばく進してますけどね。
ライターB それが分かっているので、カジュアルユーザーを増やす方向に行ってるんでしょう。そのあたりはソフト戦略にも見えますし。SCEやXbox 360では、北米と日本だとラインアップが変わるのに、任天堂は日本も海外も変わらないというのが特徴ですよね。
ライターA でも、タイトルはちょっと違うと思いますよ。「メトロイド」もそうだけど、「ゼルダ」もアメリカのほうが人気がある。
ライターB ゼルダ人気はすごいですよね。
記者K なんであんなに人気あるんだろう。
ライターB ゼルダのために2時間並ぶわけですからね。
記者E 確かに任天堂ブースは人・人・人でしたから。
記者I 任天堂ブースがあったWestホールは、Southほどうるさくなかったんですけど、やたら人がいた感じがします。
記者E Southホールは混沌としてましたからね。
来年のE3はゴールデンウィーク後の開催
記者I 印象に残ったブースとかあります?
記者K 僕はElectronic Artsのブースですね。360度の円形スクリーンはすごかったですよ。下からはウーファーで音が響いてくるし、それにスクリーンはシームレスなんですよ。
記者E わたしはカプコンブースが印象に残りましたね。中でも「大神」はよかったですね。「和」を表現したいということですけど、そのまま表現されていて。海外の人も興味深かったようですけど。
あとはXbox 360の実機に触れましたので、“コントローラーが軽くなった!”というのが印象に残ってます。Xboxのコントローラーは大きい上に重いんですよ。かなり軽くなってますし、コントローラー的にもよくなったなと。
記者K まああとは、全体的なブースの感じで言うと、任天堂がよかったですよね。サービス精神も含めて。
ライターB わたしは、任天堂のブースは、コンパニオンのレベルが高かったという印象です(笑)。みんなフレンドリーで、優しかったですよ。あとはSouthホールにあるブースの一部で、アダルトな感じの女性がいたりしてうれしかったです。
記者K でも、来年のE3は大変ですね。5月10日〜12日の開催なので、カンファレンスのことも考えると5月7日出発ですか……。ゴールデンウィークの最終日だ。
ライターA まあ、逆方向だから込まないでしょう。
記者K それにしても、帰りの飛行機は意識がなかったですよ。気づいたらキャビンアテンダントが「お飲み物は?」って(笑)。
ライターA あーそうそう。わたしも気づいたら「お飲み物は」で、飲んだ直後に意識を失って、次に気づいたらみんな食事が終わっていた(笑)。
記者K わたしも食事した記憶しかないですよ。
ライターA しかし、E3は会期が短いですね。もう1日欲しい。
以上、勝手な予想や独断も含めてお届けした座談会となったが、いかがだっただろうか。座談会の中でも話題になったように、2006年のE3は、各社の次世代機もほぼ出そろい、今度はタイトル中心の話となっていくに違いない。
次世代機で、我々はどのようなゲームを遊ぶことができるのだろうか。
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