「エバークエストII体験記」――その7:永遠の冒険(エバークエスト)がいま始まる(1/2 ページ)
ひとりがこれほどまでキツイとは思いませんでした。冷たかった心が皆さんの愛と、諸処の事情によって解けていく様をご覧ください。エバクエIIの世界に紛れ込み、徒然なるままに書く体験記。ひとりはみんなのためにの巻。
新ゾーンを冒険するはずが……体験したのは鬼ごっこの巻き
今日もコモンランドで狩りをしています。このところコモンランドは連日雨模様。ここノーラスも梅雨入りといった感じでしょうか。
さて、オイラの冒険ですが一体何をしたらしたらよいのやら? アーマークエストもこのレベルだとソロじゃ無理っぽいし……。何をするのも冒険者の自由なのはいいんだけど、自由って言われるとかえって何もできないかも。助言をくれていたフレンドも今日はログインしてないみたいだし。
う〜ん……。
30分ほど悩んでみたけど何ひとつ思いつきません(汗)。まさにノーアイディア! そりゃそうですよ、だってオイラはひよっ子なんだから!! 誰かに依存しなければ生きていけないんです(きっぱり)。
そこですでに英語版を堪能しまくっている諸先輩方のサイトをチェックし、次なる目標を定めることにしました。いや〜、こうして改めてじっくりエバクエII関連サイトを見てみると、実に内容が充実したところが多いこと多いこと。中には攻略本顔負けのサイトまであるじゃないですか!! 1つひとつ、その内容に感心しながらチェックしていくと「海の向こうを目指すのもよし」といったオイラの心を魅了するフレーズが。見知らぬゾーンへ足を踏み入れる……これぞRPGの醍醐味の一つ。まさに冒険”じゃないですかぁぁぁ。
そんなわけで次なるオイラの目的は、海の向こうを目指すことに決定(←AQ1すらクリアーしてないけど)!
さらにサイトを調べてみると、なにやらそう簡単に海の向こうへは渡れそうにはない雰囲気……。なんでも海の向こうを目指すにはアクセスクエストなるものをクリアする必要があるようです。
ふむふむ……それならばクエストを受けに行こう! ネクチュロス・フォレスト(クエストを受けるゾーン)にも行ったことないし、ある意味プチ冒険って感じだな。というわけでアクセスクエストを受けるべくネクチュロス・フォレストを目指します。しかし……。
ネクチュロス・フォレストの入り口はコモンランドのザーボンの塔近く。いまオイラがいるフリーポート西区のゲート前からはまさに真逆の位置。マジでコモンランド広すぎです。あまりの広さに移動するのがハンパなく辛いよぉぉぉ。前から思ってたことだけどエバクエUにオートラン機能ってないのでしょうか? ……などと無い物ねだりを呟きながら久々にマニュアルをパラパラっとめくっていると……。
うぅっ、Num Lockキーでオートラン……。えっと……そんなわけで、これでずいぶん移動が楽になりました……。マニュアル、ちゃんと見ます。
そんなわけで、楽々ネクチュロス・フォレストに到着しました。いやいやオートラン便利ですねー!
このゾーンの第一印象は、なんだかコモンランドとはうってかわって、オドロオドロしい雰囲気で満ち溢れてるといった感じ。敵の強さを確認してみると、オイラよりも強いよ……。幸いにも入り口周辺の敵はアクティブじゃないからいいものの、入り口付近でこの強さか。
こんなんでクエストを受けるNPCを探すことなんてできるのかなぁ。急に弱気になってきた。とはいえ、せっかく訪れた新エリア。散策しないで帰るのもナンセンス。絡まれたら逃げればいいや、と軽い気持ちで奥へ、また奥へと足を踏み入れます。
入り口から、1本道をしばらく走ると、クマや植物系のモンスターが集団で徘徊しています。しかもすべてアクティブ! こちらの存在に気が付けば襲ってくる性質の悪さ。こりゃ、絡まれたらヤバイなぁ。保護色で敵を確認しづらいし……手に汗握るとはまさにこのこと。この恐怖感、緊張感がたまりません。まさにスリリング!!
そんなとき、オイラの背後から何やら攻撃がぁぁぁ。振り向くと、そこには大量のモンスターがぁぁぁ。うはっ、おもいっきり襲われてる……。みるみるHPが減っていきます。ヤッベー逃げなきゃ。加速装置(スプリント)発動! 一目散に逃げ出します。
しかし……
なんか見たこともない橋が見えてきたけど……。まっ、まさか!! 恐る恐るマップを確認すると……ぐぁっ、恐れていたとおり、入り口とは間逆、つまりさらに奥地に進んでしまってるじゃありませんか。
誰か〜たーすーけーてー!!
心の中で悲痛な叫び声をあげるオイラ。どないしよ……。
しかも、まだ敵は追尾してきます。さらに悪いことに、目の前には新手のモンスター軍が!! HPもガシガシ減っていきます。敵から逃げ切れさえすれば、サモン・シャドウ、コール・オブ・オーバーロードなど脱出する手段はいくらでもあるんです。頼む、持ちこたえてくれぇ!
ドカーン、キューン、ゴー、ドーン……
南無……
散策どころか、モンスターに追いまわされただけで終わった新ゾーンの冒険。どうやらいまのオイラにとって一番必要なのはレベルを上げることらしい。
さてっと……レベル上げ、レベル上げ。いまやオイラにとって聖地となったコモンランド、このままではコモンランドの主と呼ばれる日も近い!?……などとくだらないことを考えつつ、今日も親分(猫)と一緒に狩りをしています。未知の島にいけるのはいったいいつになることやら……。
孤独に限界を感じたのでグループ活動に挑みます(→次ページ)
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