第2回 先生との出会い:ひと夏の「童話王国」ホームステイ(1/4 ページ)
早くも折り返し地点に到達しましたこの連載。2回目である今回は、「童話王国」歴1年の先生との出会いによってドラマチックに展開していきます。よわよわゼリーのイエロンは果たしてどのような成長を遂げたのか。そしてよわよわcobracchiはどれだけオンライン生活に慣れたのか。とくとご覧ください。
はじめての「作業中」
●8月某日
8月である。さあ8月である。暑い夏には熱い新要素が待っている! というわけで今月は新エキスパンションである「アラビアンナイト」が実装されるとのこと。すこぶる楽しみなのであるが、実装予定日はもう少し先なので、とりあえず王国生活に慣れておこうとログインする。
本日は引き続きチェリー村をうろつく。適当に敵を倒しながらも、どうにも気になるのが「作業中」というフキダシのあるプレーヤーの方々。「こんばんはー」と打ってもリアクションはなく、ああ作業で忙しいんだなと思いつつ、なんだかしょんぼり。そういえば作業ってどうやるんだろ、と思い至りいろいろいじっていたら……分かりましたよ。ていうかこれ基本中の基本ですよね多分。仕事技術の欄からいくつかの作業が選べるではありませんか。
試しに村の外で「しょうが」やら「根ショウガ」やらを採ってみると、ミスすることも多いものの確かに採取をしている! こんなことに気付くにもこれだけ時間がかかるとは先が思いやられる筆者である。その後は適当にしょうがなどを採取しつつソロで敵を倒し続け、何となくレベル5になってみたりした。
ここでハタと気がついた筆者。そういえば前回のラストに……
「とりあえずレベル10になる」
「イエロンを何とかする」
「いろんな方々と一緒に旅をする」
という3つの目標を掲げたではないか。どうだ俺。今の俺どうだ。レベル足りん、イエロンは変化なし、しかもソロ。これではいかん、これではいかんのだよ、などと思いつつ、次回ログインでがんばろう、と心に言い聞かせ本日は終了したのであった。
伝書鳩が何かを運んできた
●8月某日
よし今日はがんばろう、攻めの体勢でいこう、と鼻息も荒くログインしたところ、魚心あれば水心ありと言わんばかりなことが起きていた。伝書鳩という機能(要するにプレーヤー同士のメッセージ交換機能)でRさんという方からのメッセージが届いていたのだ! これにはびっくりした。
しかも「ITmediaさんにはいつもお世話になっています。よかったら今度何か手伝いますよ」という内容のものだ。おおうおぉ! これは我が連載の読者の方だろうか。いやでも待てよ、そんな都合よく読者からメッセージが来るものだろうか、しかも「お世話になっている」というのだから身内の人間だろうか、いや筆者の友達だろうか、などといろいろな憶測が脳内で飛び交った。
いずれにしてもお手伝いしていただけるというのであればこんなにうれしいことはない。「よかったらぜひぜひ〜」的なお返事を返しひとまずいつものチェリー村を徘徊すること数分。チャット欄に「〔内緒話〕」という表示が現れRさんが登場! まさに今つなげていらっしゃるようだ。
どうやったら〔内緒話〕ができるかも把握していない筆者はRさんに言われるがままに操作し〔内緒話〕を習得。「今から向かいます」とのことで、そわそわしながら待ち合わせる筆者。
数分後、Rさんが目の前にその姿を現した。何とも可愛らしい格好をしたキャラクターがそこにはいた。「ああ、どうも」ってな感じで会話をしていくと、どうやら本当にITmediaの読者さんらしい。毎日チェックをしてくださっているのだとか。ありがたいことです。
ゲーム内のことに話が及ぶと筆者の余りのモノの知らなさに驚きを禁じえない様子のRさん。「お金あげますのでまずは武器を買いましょう」と言われ、お金をもらうにも取引の操作自体初めてなのでここでも操作に戸惑う筆者。さらに「武器屋どこでしたっけ」「ええっ!?」と一事が万事そんな様子で、さぞかし苦労されたことでしょうRさん、本当にありがとうございました。
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