第2回 先生との出会い:ひと夏の「童話王国」ホームステイ(2/4 ページ)
早くも折り返し地点に到達しましたこの連載。2回目である今回は、「童話王国」歴1年の先生との出会いによってドラマチックに展開していきます。よわよわゼリーのイエロンは果たしてどのような成長を遂げたのか。そしてよわよわcobracchiはどれだけオンライン生活に慣れたのか。とくとご覧ください。
武器を買うにもひと苦労
さて、筆者が武器を買っているあいだに「メインキャラに変えてきます」と言いその場を去ったRさん。そうか。あれはセカンドキャラだったのか。かなりやり込んでいる御仁であるようだな、と思いつつ武器を物色。
半端じゃない大金をもらったものだからうれしくなってしまい店で一番高い武器と防具を買ったはよかったのだが、どうにも装備ができない。何でだろ、アイテムの重量とか関係あるのかな、と色々やっているところに今度はFさんが登場した。
なんてこった! その姿はどこからどう見ても人間というよりは幻獣だ。「それってどうしたんですか」「魔法でこの姿に変えてもらったのです。そのうち元に戻ります」というようなやりとり。うむむ。「童話王国」の世界には筆者の知らないことがまだまだたくさんありそうだ。
ここで「武器が装備できないんですけど……」と質問。「ああそれは……」と、武器や防具はレベルに合ったものしか装備できないのだと教えてくださったFさん。せっかく買った高価な武器はいったんFさんに預け、レベル5相応な武器を買いなおしたcobracchi。しっかと装備し準備は万端。
「確かレベル10にしたいんですよね」とFさん。「ええ、そうです、とりあえずレベルはあげたいです」とcobracchi。「じゃあ私についてきてください」。
断る理由もあろうはずがなく、この時点でFさんを「先生」と仰いでいるcobracchiはFさんをリーダーとしたチームに加入。二人での移動が始まったのである。
突然訪れたレインボー
リーダーの動くがままについていくと、いつのまにか見知らぬ土地に足を踏み入れていた。マップには「レインボー」とだけ書かれている。相当広い街なので、1人だと絶対に迷っていただろう。
まずは銀行を紹介してくださるFさん。適当にモノを預け、今度は回復アイテムを買い貯めするために道具屋へ。Fさんは右も左もわからないcobracchiにとても親切に教えてくださる。本当にありがたい。
これでレベル上げの戦闘をするための準備がだいたい終わったようだ。「じゃあ行きましょう!」と連れていかれたところが、まずどこなのかさっぱり分からないが、とにかくダンジョンであることは分かった。Fさんはできる限り敵が強く、しかもcobracchiが万が一攻撃されても一発死しないレベルのところを選んでくださったようで、時折ダメージを食らってもアイテムで回復をしつつ、ひたすらに戦闘を繰り返した。
しかしまあ時折と言っても本当にめったなことではダメージを食らわない。なぜならFさんが余りに強いので、たいていは1、2ターンでケリがついてしまうのである。cobracchiは申し訳程度に攻撃をするのみ。
しかも当初仲間として戦闘に駆り出していたイエロンは「危険だ」という自己判断で武器につけてみた(※本作では幻獣を戦闘に出したり武器につけたり防具につけたりと色々な選択肢がある)ので、Fさんとそのペットの幻獣が攻撃をしてcobracchiがスカスカの攻撃をしたら「はい!戦闘終了!」という状態。何もせずに経験値がたまっていく。Fさんの強さにただただ見とれるだけのcobracchiであった。
ちなみにここでイエロンを武器にしたことで、3つの目標のうちのひとつ「イエロンを何とかする」は個人的に達成したものとみなした。さあ今はレベル10を目指しひたすら戦闘だ。都合により時間の制限があるができる限りはF先生にお世話になりながら、がんばってみよう。
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