新モンスターは巨大な魚みたいで、まるでシーラカンスのようでした:「モンスターハンター フロンティア オンライン」ハンター懇親会(2/2 ページ)
カプコンはプレスカンファレンスに引き続き、ユーザーを集めた「ハンター懇親会」を行い、未発表のモンスターを公開したほか、ゲーム大会などで親睦を深めるイベントを開催した。
その後、やはりプレスカンファレンスと同様にサービススケジュールが発表された。その中で7月から8月に企画されているイン・ゲームプロモーションがいくつか公開されたことが特筆ものだろうか。ざっと挙げると「友達紹介キャンペーン」、「猟団支援キャンペーン」、「ハンターランク11&17応援キャンペーン」、「公認ネットカフェ旅団応援キャンペーン」、「公認ネットカフェ・キャンペーン」、「マイギャラリー・コンテスト」、「ブログ・コンテスト」の7つほどが紹介された。
また、透明性のあるサポートを目指すと、あえてサポートポリシーも提示する。ここはメディアではなくユーザーに向けた意思表示だと思われる。それによると「開発・運営側の考え」をユーザーにしっかりと伝え、具体的な行動として、意見や要望のいち早いフィードバックと不具合情報のいち早い更新と修正、そしてさまざまなテーマのアンケート企画の実施などで、サポートの品質向上に努めるとのこと。できることとできないことの差をどう埋めていくのかを心に留め、お知らせやアナウンスだけでは不十分だと認識。他とは差別化されたサポートを心がけるとユーザーに呼びかけ、そのためにも意見や要望はなんでもかまわないので送ってほしいと訴える。
「MHFはどこまで本気なのかを知ってもらうメッセージであり我々の覚悟だと思ってください。発表されたことを実装し、結果を見せ、隠さずに運営を見せていきます」(杉浦氏)
その後、事前に寄せられた質問や会場に参加しているユーザーからの質疑応答に移る。そこでは「ジャンボ村」のシングルモードは実装されるのかや、サービス期間中武器やモンスターの強さはユーザーの希望があれば変更されるのか? など率直な意見が寄せられた。以下に箇条書きではあるがその質疑応答をまとめてみた。ちなみに、シングルモードは実装せず、ユーザーの意見によっては強さや体力などの調整は行われるとのこと。
- マイギャラリーの家具は今後追加されるのか?:(答え)される。できれば月ごとに定期的に増やしていきたい。
- MHF企画、運営での失敗談、苦労話を教えてください:(答え)バランス調整は苦労している。あと操作性も。インタフェース面では頭を悩ましている。運営としては、6月21日からのオープンβテストでまずはサーバーが落ちないように心がけたい。「誰でもモンスターハンター」の際は、ダウンロードができないという失敗があったので、一度犯したミスは二度とないようにしたい。
- メゼポルタ広場をもっと賑やかにしてください:(答え)今後、拡充はしていく。実装されるものもあるので今後を期待してほしい。
- 中長期的な運営をしていくとしていたが、どれくらい長期で考えているか?:(答え)簡単に言うと2〜3年は先を読んでいるが、それで終わるという意味ではない。あくまでもひとつの区切りという意味合い。
- モンスターのバランスでモーションや行動の変更は?:(答え)現状こうするとは言えないが、今後は追加も視野に入れている。
- 外国人の参加もできる環境を:(答え)基本的には日本国内のサービスに限定している。理由はいくつかあるが、やはりセキュリティ面が一番大きい要因。しかし、海外での展開も視野にはあるので、近いうちになんらかの形で解答できると思う。
- ひとつのクエストが現状最大4人ですが、今後は増えることもあるのか?:(答え)現段階では増やすことは予定していない。4人が完成された人数だと思っている。
- PSPと同じコンフィグは実装される?:(答え)プラットフォームが違うのでなんともいえないが、なるべく違和感なく近づけるよう対応はしたいとは思っている。
本日限定のお土産
最後に木村氏と杉浦氏は、せっかく参加してくれたからと、年内に予定されている第2、第3のモンスターが追加されることを明らかにし、ナイショで新モンスターのイメージショットを公開した。残念ながら撮影は禁止されたが、それは超巨大な魚類種のモンスターで7月実装予定とのこと。鉄鉱石が溶けたような堅い外皮に覆われており、見た目はシーラカンスを四足歩行させたような感じといえばいいのだろうか。火山地域に生息しているようで、溶岩が流れるフィールドでその威容を示しており、会場からは低い歓声が起きていた。従来のモンスターよりもかわいいと開発陣からは評判なのだそうだ。
ゲーム大会
その後は4人1組に分かれて来場者が戦うイベント、闘技演習「大鎌将軍と対峙せよ!」が行われた。こちらは受付の際に振り分けられたナンバーごとに4人1組に分かれ、12分以内にショウグンギザミを討伐するというもの。タイムトライアル制になっており、早く倒した方が勝ちとなる。
ハンターはそれぞれ違う装備を選択しなくてはならず。誰かひとりでも体力が0になると、クエストは失敗となるというシビアなルール。ただし、クエストが失敗しても最初からやり直すことはできるのだが、1回やり直す度にペナルティとしてクリアタイムに1分加算されることになる。
ちなみに支給品ボックスの中には地図×4、携帯食料×8(2個×4セット)、応急薬(2個×2セット、1個×2セット)、携帯砥石×4(2個×2セット)、ペイントボール×4(2個×2セット)、投げナイフ×6(3個×2セット)、大タル爆弾×2となっている。
なお、選択できる武器は片手剣と大剣、ハンマー、へヴィボウガンの4つ。誰がどれを選択してもOKだ。それぞれの装備と所持アイテムは以下のとおり。
片手剣
武器 | デスパライズ |
---|---|
頭防具 | 命のピアス |
胴防具 | キリンベスト |
腕防具 | ハンターアーム |
腰防具 | レイアフォールド |
脚防具 | ブルージャージー |
スキル | 防御+40、体力+30、麻痺倍加、毒倍加 |
所持アイテム | 携帯砥石×5、携帯食料×5、応急薬×5、支給専用秘薬×3 |
大剣
武器 | クリムゾンゴート |
---|---|
頭防具 | 悪運のピアス |
胴防具 | クロオビメイル |
腕防具 | クロオビアーム |
腰防具 | クロオビフォールド |
脚防具 | クロオビグリーヴ |
スキル | 龍風圧無効、幸運、悪魔の気まぐれ、採取−1 |
所持アイテム | 携帯砥石×3、携帯食料×3、応急薬×3、小タル爆弾×5、支給用大タル爆弾×2、ペイントボール×2 |
ハンマー
武器 | バインドキューブ |
---|---|
頭防具 | 勇者のピアス |
胴防具 | ブランゴメイル |
腕防具 | ブランゴアーム |
腰防具 | ブランゴフォールド |
脚防具 | シルバーメタルブーツ |
スキル | 自動マーキング、攻撃力UP【小】、火事場力+1、状態異常攻撃強化 |
所持アイテム | 携帯砥石×3、携帯食料×3、応急薬×3、支給専用秘薬×2、支給用大タル爆弾×2、小タル爆弾×5、鬼人薬グレート×1 |
ヘヴィボウガン
武器 | バスタークラブ |
---|---|
頭防具 | 凄腕のピアス |
胴防具 | グラビドUレジスト |
腕防具 | グラビドUガード |
腰防具 | グラビドUコート |
脚防具 | グラビドUレギンス |
スキル | 連射、挑発、鈍足、通常弾攻撃UP |
所持アイテム | 携帯食料×5、支給専用秘薬×3、LV1通常弾×∞、LV3通常弾×99、LV1麻痺弾×12、LV2麻痺弾×8、水冷弾×60、氷結弾×60、LV1拡散弾×3 |
さて、上記の装備とアイテムを駆使するとしてあなたはどんな作戦を立てるだろうか? 会場で即席のチームを組むことになったハンターたちは、飲み物や食べ物を囲みながらさっそく作戦会議へと入る。一般的な参考タイムとしては、5分もあればショウグンギザミを倒すことができるとのことで、各チームともああでもないこうでもないと役割分担と戦いの流れをシミュレーションする。
対戦に使用するのは、当日会場に搬入されていた各メーカーの推奨PC。いざ戦いが始まると、所々でチーム内で声をかけあう姿を見ることができた。やはり声をかけあっているところは早い傾向にあるようで、いきなり3分台で倒してしまうチームが現れたほど。即席とはいえ、わずかな時間でチームワークを結成するあたり、さすが凄腕ハンターたちが集まっているといった印象を受けた。
ちなみに、参加賞としてグリコのアイスが、勝利するとプロモーションを担当する長州小力さんのサイン入りウェブマネーカードなどが贈られた。長丁場のイベントではあったが、ファンたちはひとときの懇親会を楽しんでいるようだった。
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