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ステキな要素たちをオイシイとこ取りした「ジオテイル」に萌えてみました「ジオテイル」レビュー(2/2 ページ)

“現実の学園”、“異世界の学園”、“美少女”、“RPG”と、なんだか単語だけでも心躍るそれらステキワードを、見事に融合させたアドベンチャーRPG「ジオテイル」。その禁断の調合にどれだけの“萌え”が生成されたのか、プレイして調べてみました

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美少女のそっくりさんも交えれば、萌えも2倍!?

 どれだけ硬派なゲームだろうと、そこに萌えあらば探り当てるのが萌えゲーレビュアー。本作のヒロインたちも、狂おしいほど萌えるポイントをバッチリ探し出し、筆者の独断と偏見で星5つからなる萌え度で評価しつつ紹介していく。また、彼女たちの“ダブル”も同時に紹介していく。

神無月唯(かんなづきゆい)/神楽月悠香(かぐらづきゆか) (CV:矢作紗友里)

萌え度:★★★★★

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 どちらも幼なじみキャラの唯と悠香。悠香は言いたいことをストレートに言う子で、唯は子どもっぽく感情をうまく表現できないツンデレな子。昨今、ツンデレがはんらんしているとはいえ、唯のようなベーシックなツンデレはやはりいい。これぞツンデレの様式美だ!

豊川葵(とよかわあおい)/簸川碧(ひかわみどり) (CV:幡宮かのこ)

萌え度:★★☆☆☆

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 学園長の娘である部分は共通しているが、どこか皮肉まじりで一匹狼な葵と純粋培養のお嬢様である碧。性格はまったくと言っていいほど、真逆な2人。写真は、一匹狼な葵が珍しく照れる場面。普段見せないような表情ってのはやはりパンチ力がありますね。

伊集院沙耶(いじゅういんさや)/鷹司紗姫(たかつかささき) (CV:小林ゆう)

萌え度:★★★★☆

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 沙耶は、直情径行で猪突猛進な愛すべきバカ。しかし、バカだけれど素直で、自分に非があればすぐに謝れる女の子。そして、そんな素直という言葉を、愚直という言葉に昇華(?)させたような真面目一徹な女の子が紗姫。バカっ子は見てて楽しいというか、作品ごとに1人はいてほしいキャラクター。個人的に“バカデレ”は流行ると思うんだけどなぁ。

牧田弥生(まきたやよい)/神野末葉(かんのうれは) (CV:早見沙織)

萌え度:★★★☆☆

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 非常に大人しく、そのせいで言葉足らずな弥生と、同じく大人しい性格だが巫女として責任感の強い末葉。写真は、誰も借りないような医学の本を借りていたということを翔に知られ、照れる弥生。何気なく「……はー」と、ため息をついてしまう弥生がなんともかわいらしい。もうこの部分だけで何度リピートしたことか!

柏田結城(かしわだゆうき)/柊木雪希(ひいらぎゆき) (CV:宮川美保)

萌え度:★★★☆☆

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 ヴァリアスに住む雪希は、職務に忠実でクール。それゆえに冷たい言動をとるが、対して現実世界の結城(写真右)は、生徒に思いやりのある教師。雪希先生にSっ気全開でなじられるか、隣の家のおねーさんのように結城先生に甘えまくるか、男子の夢は膨らむばかり……、筆者も両方の先生の生徒になりたいっす!

ストーリーには大変満足。なのだが……

 プレイして感じたことは、本作にはいろいろと良さはあれど、アラの方が目立ってしまったという印象が強かった。例えば、敵の強さのバランスが挙げられる。どの敵もかなり弱く、回復や魔法を使用せずAIに任せていても楽に勝ててしまうのだ。これにより、戦闘パートの存在する意味がかなり薄まっていた。

 また、敵味方にはそれぞれ火や水といった属性があり、属性同士が対立しあって攻撃力が増減する。しかし、前述のように敵が弱いため、あまり違いが分からず、活かしきれていないように感じた。

 なお、探索パートで徐々に処理が重くなってしまい、ゲームが強制終了してしまうこともあった。これに対しては、公式サイトでパッチが公開されているので、プレイを始める前にパッチをあてることをお勧めする。

 戦闘や探索パートについてだが、アドベンチャーパートでは、細かいが、マウスのホイールでバックログ(過去に読んだ会話部分を再度読める機能)が見られないのはつらい。このため、メッセージウインドウのアイコンをわざわざクリックしなければならないのだ。自堕落の粋を極めつつある筆者にとって、これは若干面倒に感じた。

 しかし、異世界と現実を往復しながら謎を解いていくというシナリオ、キャラクターたちの設定や、異世界に対する考証がよく作りこまれており、ストーリー関連に関しては大変満足。個人的には、リポーターのおねーさんや購買部のおねーさん、そして、目を隠し、髪も体の色も紫色をしたモンスター・メデューサも結構ツボ。このように、脇役の女の子(一部モンスターであるが)も、なにげにメインヒロイン級にカワイイといううれしい誤算があった。

画像画像画像 そっけない態度が妄想の翼を広げさせてくれる購買部のおねーさんや、メデューサの「もしかして狙った?」と、思わず勘ぐってしまいたくなる要素など、メインストーリーとはかけ離れた視点で楽しむのも一興

 “異世界”“美少女”“学園”といった各要素たちが見事に融合し、萌えも十分にある本作。これらの単語に食指を動かされる人は、本作をプレイしてみてはいかがだろうか?

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