振動機能を追加した「DUALSHOCK 3」を発表――「東京ゲームショウ2007」開幕
9月20日、千葉県幕張メッセにおいて東京ゲームショウ2007が開幕した。SCE平井氏の基調講演では振動機能付きのPS3専用コントローラが発表されたほか、会場では最新のゲームトレンドが出展されている。規模を拡大したゲームショウの見どころは?
社団法人コンピュータエンターテインメント協会(以下、CESA)は9月20日、千葉県・幕張メッセにおいて東京ゲームショウ2007(以下、TGS)を開催した。
今年は国際的トレードショウとしての機能強化を推進するべく、「つながって、ひろがって、世界へ。」をテーマに、これまで1日のみだったビジネスデイを2日間に拡大。TGSは「JAPAN国際コンテンツフェスティバル(CoFesta)」のオフィシャルイベントとして、国内外へ広くアピールするコンテンツという立ち位置だ。
初日となるに20日は、ソニー・コンピュータエンタテインメント代表取締役社長兼グループCEOの平井一夫氏による基調講演「広がるプレイステーション・ワールド、新たな成長に向けたビジネス戦略の全貌」が開催され、振動機能が加わった新型PS3専用コントローラ「DUALSHOCK 3」が発表された。「DUALSHOCK 3」は日本では11月に、北米と欧州では2008年春に発売される予定とのこと。
なお、「DUALSHOCK 3」はセガの「忌火起草」、コーエーの「ジーワンジョッキー4」や「真・三國無双5」、カプコンの「Devil May Cry 4」、コナミデジタルエンタテインメントの「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF PATRIOTS」や「METAL GEAR ONLINE」、SCEの「ラチェット&クランク FUTURE」、「アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝」、「echochlome 無限回廊」、「TOY HOME」などに対応すると発表されている。
また、基調講演では「GT5プロローグ」がディスクとダウンロード販売で12月13日に発売されることも公開。「Home」が2008年春を目処にサービスを開始する旨が明かされた。
出展社数は、海外からの出展社が過去最高の97社。国内と合わせて昨年の148社を大きく上回る217社に増加。主催者企画として今年も「テレビゲームミュージアム」を特設。ゲームと音楽のコラボを体験する「TGS MUSIC SQUARE」やゲームの技術を解説する「ゲーム科学館」などが設置されている。また、「CoFesta Movie Aquare」を設置し、ゲームから生まれた映像作品たちをテーマにした作品を紹介している。
開幕に先駆け行われた開催式では、CESA会長の和田洋一氏が「TGSをゲーム産業を飛躍させるマイルストーンとなるようにと、国際化とゲーム産業内外を越えたビジネスのコミュニケーション」を提唱。和田氏の挨拶にあるように今年のTGSでは海外のプレスも多く来場しており、注目度が高いのがうかがえる。国内プレスも当然初日ということもあり多数来場し、入場だけにも長い列ができていた。時間がかかっていた。
TGSは、9月20日〜21日がビジネスデー、22日〜23日を一般デーとして開催されている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「JAPAN国際コンテンツフェスティバル」オープニングセレモニーを開催
「JAPAN国際コンテンツフェスティバル」がいよいよ開幕。オープニングセレモニーにはメイン・キャラクターの役所広司さんのほか、堀井雄二さんや富野由悠季監督も登場した。 - 「東京ゲームショウ2007」の会場レイアウト、主催者企画など詳細決定
CESAは9月20日〜23日に千葉県・幕張メッセで開催する東京ゲームショウ2007の会場レイアウトや主催者企画などの詳細を発表した。 - 特集:東京ゲームショウ2007特設サイト