ハドソンは「ボンバーマン」において“オンライン”をキーワードに、2007年7月より北米の100%子会社であるHudson Entertainmentを通じ、Xbox 360のXbox LIVE アーケード用ソフト「ボンバーマン・ライブ」の配信を皮切りにさまざまなグローバル展開を図ってきた。「ボンバーマン・ライブ」は、最大8人まで同時オンライン対戦が可能で、開始2カ月あまりで20万ダウンロードを突破する人気を博し、また2008年3月より任天堂のWiiにおいてWiiウェア用「ボンバーマン(仮)」の投入も明らかになっている。
このようなマルチプラットフォーム展開は続き、2008年夏には、PC向けの新たなオンライン「ボンバーマン」を日本からサービス開始し、アジア、北米、欧州へも広げていく予定とのこと。PC版では、各地域で行う予選大会を勝ち抜いたプレーヤーを集め、世界一の「ボンバーマン」チャンピオンを決める世界大会を開催する予定とのこと。将来的にはこの「ボンバーマン」世界大会の競技システムを、その他のゲームにも応用し、さまざまな世界大会を開催していく予定だ。
「ボンバーマン」は、1985年にファミコン用の第1作目を発売して以来、ほとんどすべての家庭用ゲーム機で60タイトル以上、シリーズ累計1000万本以上を発売している人気ゲーム。携帯電話用コンテンツとしても、iモード、EZweb、Yahoo!ケータイ、ウィルコムの主要4キャリアサービス向けに、「ボンバーマン」シリーズのコンテンツを配信し、総ダウンロード数が720万を記録している。また、今年7月にクローズしたPC向け「ボンバーマンオンライン」も100万人以上のユーザーが対戦を楽しだとのこと。海外においてもボンバーマンの知名度は浸透しており、世界45カ国以上で携帯電話用「ボンバーマン」を提供している。
ボムを置きその爆風で敵を吹き飛ばすという単純明快なゲームシステムとルールが、ファミコン版の頃から変わることがないのも魅力のひとつだろう。第1作が発売されてから四半世紀過ぎてなお、パーティーゲームの代名詞は拡大していく。
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