学園生活を中心に恋愛もゲリラ活動も楽しめる!?――「コードギアス」の世界を歩いてみました:「コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS」レビュー(2/2 ページ)
人を従わせる能力“ギアス”を用いて敵と戦うロボットアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」が、アドベンチャーゲームとなってPS2とPSPの2機種で登場。ゲームオリジナルの主人公になりきって、「コードギアス」の世界をたっぷり楽しんでみました。
萌えゲーレビュアーとして、恋愛イベントが楽しめるこのシナリオはハズせない。ということで、意気揚々とプレイ開始。ちなみに、「アッシュフォード学園篇」のとある選択肢を選ぶことで、ルートが変化して「ブルームーン篇」に突入するのだ。
シナリオの内容は、恋愛に興味を持った主人公が、アッシュフォード学園に存在する伝説を実践するために、周りのキャラクターたちと恋愛を楽しむというもの。
どのキャラクターも魅力的でかなり迷いながらも、最初はカレン狙いでプレイ。ルルーシュと同じく、黒の騎士団に所属しながら学園生活を送るカレン。彼女が黒の騎士団員であることを知った主人公は、その危険な二重生活の中にて、彼女を補佐することを決意する。
本来は快活な性格のカレン。黒の騎士団員として行動する際は素の性格でメンバーと接するが、良家のお嬢様ということで、学園ではおしとやかに振舞っている。しかし、学園生活でも地がでてしまう瞬間がある。激しいゲリラ活動に耐えられるよう、大きなお弁当でご飯を食べるところを主人公に見られ、恥ずかしがりながらお弁当を隠そうとする。あたふたあせるカレンにグッときます。
ほかの女の子とのイベントに誘惑されながらも、ひたすらカレンのいる場所へ赴く。シナリオ終盤では、頼れる存在となった主人公を信頼するカレンとの、甘〜いひとときを楽しめました。ウヒヒ。
ケシカランくらいに魅力的な女の子たちをご紹介!
「コードギアス」の魅力的な女の子たちが数多く登場する本作。その中から生徒会のメンバーをメインに絞り、女の子たちの萌えるポイントを、「ギアス篇」、「アッシュフォード学園篇」、「ブルームーン篇」から筆者が敏感に感じ取って、独断と偏見で星5つからなる萌え度で評価しつつ紹介していく(「ブリタニア軍人篇」、「黒の騎士団篇」、「日本解放戦線篇」を遊んでみたら、また意見は変わるかもしれないけど……)。
- カレン・シュタットフェルト(CV:小清水亜美)
- 萌え度:★★★★★
生徒会メンバーでありながら黒の騎士団の幹部。「私に命令していいのはゼロだけなんだから……」や「ともに進みます。私は、あなたとともに……」など、ゼロに対しての忠誠ぶりが、男子的にちょっと大変なことになります。
- C.C.(シーツー)(CV:ゆかな)
- 萌え度:★★★★★
ルルーシュに“ギアス”の力を与えた謎の少女。尊大で傍若無人な態度をとるがピザには目がないところや、人形のチーズ君を抱いて寝るなど、アンバランスな彼女に筆者もノックアウト! 学生服を着たC.C.に、もうキュンキュンしっぱなし!
- ナナリー・ランペルージ(CV:名塚佳織)
- 萌え度:★★★★☆
盲目で足が不自由という設定が、外見と声もあいまって余計に庇護欲をそそる妹キャラ。彼女の名セリフである「にゃー」もバッチリ本作に収録されているので、ぜひ聞いてほしい。あぁ、一日中ナナリーと折り紙折っていたいなぁ。
- シャーリー・フェネット(CV:折笠富美子)
- 萌え度:★★★☆☆
ルルーシュに片思い中の生徒会メンバー。片思いしている女の子ってものすごく萌えると思うんですよ。好きな人を思い出して悶えるシャーリーを想像すると、こっちもその姿に悶えてしまいます。同じくゼロに片思い(?)中のカレンの印象が大きすぎるせいか、割と地味な印象を受ける。だがそこがいい。
- ミレイ・アッシュフォード(CV:大原さやか)
- 萌え度:★★★☆☆
理事長の娘で生徒会会長。見ず知らずの赤の他人であるにもかかわらず、主人公に対して衣食住を与える姉御気質。スタイル抜群で、学園祭時のコスプレ姿には、CERO:Bを超えているんじゃないでしょーか。
- ニーナ・アインシュタイン(CV:千葉紗子)
- 萌え度:★★☆☆☆
内向的だが研究に熱心なメガネっ子。メガネっ子好きな筆者も、アクシデントでニーナのメガネがはずれるシーンにはしっかり萌えさせられました。いつもはかけているのに、ふとした瞬間メガネをはずしている……そのギャップに萌えるという、これもメガネ萌えのひとつではないだろうか!
「コードギアス」の魅力を十分に詰め込んだけど
というわけで、本作を一通りプレイしてみた筆者。「コードギアス」の魅力を詰め込みすぎて、あちこちに不備がある印象をうけた。その気になった点について挙げてみる。
まずシナリオに対して、ストーリーの進行が駆け足ぎみで、内容が淡白に感じたのが気になったが、あえてTVアニメと同じイベントを繰り返すまでもないという意図もあるとみた。
システム面では、セーブやロード、スキップやオート機能の切り替えが会話画面でできなかったり、セーブ領域が5つしかない点にストレスを感じた。各シナリオが始まる場面でセーブデータを残しておきたいと思ってもセーブ領域が足りない、なんてことがあったりして……。
原作にはないオリジナルシナリオが楽しめたり、「コードギアス」の世界へ主人公の視点を通して体験できるのは、ファンにはたまらない要素だろう。PS2版の「シアターモード」やPSP特別版に同梱されるUMD Videoなど、機種別に魅力があるのも忘れてはならない。
とりあえず筆者はこの後、「シアターモード」でカレンやC.C.の萌え萌えなイベントを作ろうと画策中。まだまだ「コードギアス」の世界を楽しめそうだ。4月6日にはTVアニメ新シリーズ「R2」も始まるしね!
「コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS」 | |
対応機種 | プレイステーション 2/PSP |
ジャンル | アドベンチャー |
発売日 | 2008年3月27日 |
価格(税込) | PS2:6800円/PSP:5040円(SPECIAL EDITION BLACK REBELLIONは7140円) |
プレイ人数 | 1人 |
Character Design (C)2006 CLAMP
(C)2008 NBGI
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