ソニー、80Gバイト HDD搭載PLAYSTATION 3発表:東京ゲームショウ2008:SCEJプレスカンファレンス(3/3 ページ)
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン(SCEJ)は、東京ゲームショウのSCEJブース内に設けられた特設ステージにおいてプレスカンファレンスを開催し、80Gバイト HDDとDUALSHOCK 3を標準搭載する新型PS3を発表するとともに、今後登場するサービスなどについて説明を行った。
PlayStation Homeは2008年内にオープンβサービスを開始!
ここまでは、既に公表されていた内容のおさらいやアップデートが中心だったが、それに続き、現在クローズドβテストが行われている「PlayStation Home」についての情報が、ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン ネットワークビジネス&サービス部 Home Japan Project推進課シニアプロデューサーの赤川良二氏によって語られた。
まず、2008年10月末から11月上旬にかけて、現在のクローズドβテストよりも大規模なクローズドβテストへの移行予定が公表された。この大規模なクローズドβテストによって、これまで参加できなかったユーザーの多くがクローズドβテストに参加できるようになるものと思われる。そして、その大規模クローズドβテストを経て、2008年内にオープンβサービスが行われることが発表された。2007年3月に発表されたPlayStation Homeは、その後延期が続き、現時点でもまだ正式サービス開始時期は不透明なままであるが、今回2008年内にオープンβサービスが開始されると発表されたことによって、一気に前進していくことになるはずだ。
また、PlayStation Homeで提供が予定されているサービスについても語られた。現在行われているクローズドβテストでは、「ナムコミュージアム BETA」、「無限回廊 変奏曲」、「勇者のくせになまいきだwww」などのゲームやアバターアイテムなどが提供されているが、今後、「BIOHAZARD 5」、「STREET FIGHTER IV」、「SIREN: New Traslation」、「みんなのGOLF 5」、「ごみ箱 -GOMIBAKO-」、「まいにちいっしょ」、「ダービータイム オンライン」などのさまざまなタイトルとのコラボレーション企画が続々進行しており、それぞれのタイトルをモチーフとした様々なアバターアイテムの提供やラウンジの設置などが予定されているそうだ。これらは、大規模クローズドβテストやオープンβサービスに合わせて提供されていくことになる思われる。加えて、現時点で国内24のメーカーが参入を表明しており、さらなるコンテンツの充実も期待できる。
ところで、PlayStation Homeが現実の世界を非常にリアルに再現できることを示す例として、今回の東京ゲームショウ 2008におけるSCEJブースを、ほぼそのままPlayStation Home内で再現した映像が公開された。今回のプレスカンファレンスが行われたシアターはもちろん、数多くの試遊台が置かれている様子も非常にリアルに再現されている。しかも今回のプレスカンファレンスそのものを再現し、さらにその様子を全国のユーザーに見てもらうことも可能となる。これは、PlayStation Homeの可能性を示す非常に良い例だと感じた。ちなみに、この東京ゲームショウ2008のSCEJブースを再現したものは、実際にクローズドβテストで公開され、ブースの体験ツアーに参加したり、ゲーム画像の閲覧やオリジナルアイテムの入手などが実現されることになっている。もしクローズドβテスト参加している人がいれば、ぜひPlayStation Home上で東京ゲームショウのSCEJブースをバーチャル体験してみてもらいたい。
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