矢沢永吉さん書き下ろしの楽曲提供――椿姫彩菜さんも登場「龍が如く3」：東京ゲームショウ　セガブース

セガはPS3「龍が如く3」の発表会を東京ゲームショウで開催。矢沢永吉さん4年ぶりの新曲書き下ろしが主題歌として提供されたことと、新規キャストとして椿姫彩菜さんが登場すると発表した。

[加藤亘，ITmedia] PC用表示関連情報

主題歌は矢沢永吉さんのオリジナル楽曲「Loser」――新キャストに椿姫彩菜さんも

　セガは10月9日、東京ゲームショウ2008においてプレイステーション 3用ソフト「龍が如く3」の記者発表会を行い、矢沢永吉さんが楽曲を提供すると発表した。また、オイルマッサージ店のセラピスト役としてモデルの椿姫彩菜さんが参加していることも明らかにした。

　発表会ではまず総合監督の名越稔洋氏が登場し、大人向けのエンターテインメントとして開発していると、考え得る最高のものを提供すると語った。本作は「龍が如く2」から2年後の2009年の日本を舞台に、骨太な人間ドラマが描かれる。タイアップ企業やバトル、サブストーリー、ミニゲームなどさらに充実している名越氏。

　従来シリーズ同様、豪華キャスティングが実現しており、藤原竜也さんをはじめ、中村獅童さん、宮迫博之さん、宮川大輔さん、高橋ジョージさん、徳重聡さん、泉谷しげるさん、そして渡哲也さんら声優として参加。ファッション誌「小悪魔ageha」のカリスマモデルがゲーム内のキャバクラ嬢として登場する。

　名越氏は、シリーズおなじみの神室町に加え、沖縄一の繁華街「琉球街」が舞台として加わったことで、独特な文化とのコントラストをつけることができ、社会性あるネタを反映できたと紹介した。

　本作では前述したとおり、実在の企業20社とのタイアップにより、ゲーム中にその店舗や商品が登場するほか、ミニゲームとしてカラオケやビリヤード、ダーツ、ゴルフ、そして素人の女の子を一流のナンバー1キャバ嬢に育て上げる「キャバつく」が搭載されている。バトルでは「龍が如く見参！」で加わった「天啓」システムを取り入れている。

名越氏自身、矢沢永吉さんを以前からリスペクトしており、ひとつの夢がかなったとのこと

　発表会中盤、名越氏は「龍が如く3」主題歌に矢沢永吉さんの書き下ろし楽曲「Loser」が決定したと発表した。このオリジナル曲のほかに、ゲーム中には既発表曲「時間よ止まれ（SUBWAY EXPRESS 2バージョン）」と「想いがあふれたら」の合計3曲が収録されている。なお、矢沢永吉さんの新曲は4年ぶりとなる。

　また、「龍が如く3」のゲーム内に、オイルマッサージ店のセラピストとして椿姫彩菜さんが参加することも報告された。発表会にも登場した椿姫さんは、男性の身体で生まれたのち「性別適合手術」を行い戸籍も女性にしたという経歴を持つ人気ファッションモデル。その生き方や美しさなど、日本中の女性から憧れの存在として注目を集めている。

　ゲーム中では、神室町のオイルマッサージ店「ラブインハート」に勤めるセラピスト“椿姫彩夏”として登場する。椿姫彩夏は椿姫彩菜のお姉さんであり、疲れたお客様を、マッサージやアロマセラピーなどで癒してくれるという設定だ。

　椿姫さんは、ゲームのキャラクターをやってみたいと思っており、念願がかなったとのこと。3Dデジタイズでデータを取り込む際には、なかなかない経験に緊張したと語った。CGで表現されることになった椿姫さんだが、現実の椿姫さんよりも多少“盛ってもらっている”のだそうだ。その癒されるキャラクターをぜひともゲームで確認してもらいたい。