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上級プレイヤー向け“クジラ岩”ダンジョンから“憩いの温泉施設”まで完備の「ECOタウン」へようこそ(2/2 ページ)

12月4日に実施される「エミル・クロニクル・オンライン」の大型アップデート「SAGA9 悠久の楽園」。一足先にテストプレイを行う機会を得たので、詳しい内容をお届けしていく。

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すべてを飲みこむクジラの腹に広がるのは幻想世界

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 最後にSAGA9のアップデート要素の中でも、特に高レベルプレイヤーにうれしいクジラ岩ダンジョンと、レベル99武器を紹介しよう。先ほどのタイタニアビーチのはるか上にそびえていたクジラ岩。ダンジョンの入り口になる、口の部分から垂れ下がったロープをクリックすると、中に入ることができる。

 クジラのお腹の中は、入り口こそダンジョンらしい暗い洞窟なのだが、すぐに天の川のような道と小宇宙が足元に広がり、やがて景色は場所も時代も確かではない幻想世界へと変わっていく。淺間氏の説明によれば、何もかも飲み込んでしまうクジラの腹の中で、すべてが混ざり、どこかにあるようでどこにもない不思議な世界となっているらしい。

 では、なぜクジラがそんなことをしたのか? という部分については今後のストーリー展開に関する鍵となっているようだ。クジラ岩ダンジョンは中の作りも迷宮のようで、道順やワープリンクの位置が分かりにくいが、全7階層で構成されており、最深部までたどり着ければ、クジラ岩ダンジョン最強の敵に出会うことになる。

 ウロウロ散策していると意外に敵との遭遇は少ないのだが、先述の通り、このクジラダンジョンは基本的に高レベルプレイヤー向けであり、数は少なくてもモンスターはレベル100を超えるものが多く存在している。一体一体が強力かつ嫌な攻撃スキルを使ってくるので、レベル90以上のパーティプレイ推奨となっている。

photophotophoto 入り口にはNPCが立っているなど普通の洞窟っぽいが、細い道をたどると、突然目の前に小宇宙が広がる。視界が一気に開けて宙に浮いているような感覚をぜひ味わってほしい

photophotophoto SFぽかったり、ベッドが床に埋まった誰かの夢のような世界だったりと不思議な世界。階層ごとに異なる景色も楽しみのひとつだ。とは言え、モンスターはかなり強力なので油断は禁物である

photophotophoto 時にはクジラのお腹の中に閉じ込められてしまい、そのまま出られなくなった一般NPCに出会うこともある。彼らを助けられるようなクエストがあれば良いのだが……

 迷路のようなダンジョンを無事に抜けて最新部までたどり着くと、プレイヤーは最強の敵に出会うことになる。この最強の敵からはクエストを受けることができ、クエストを進行させていくことで、いよいよ上級プレイヤー待望の「レベル99武器の素材」の入手が可能だ。残念ながら最強の敵は公開できないので、プレイヤー自らがその目で確かめてほしい。ただし、武器のほうはしっかり撮影してきたのでご覧あれ。

photo 雷剣・カラドボルグ
photo 黒剣・カルンウェナン
photo 覇王爪・フェンリル

photo 神槌・ミョルニル
photo 太陽弓・シャールンガ
photo 魔神銃・アキシオン

photo 天鳴槍・ゲイボルグ
photo 轟砲弓・オティヌス
photo 魔斧・コキュートス

 遊び心たっぷりで、友人を待ったりチャットをしているだけでも楽しそうなECOタウンから、完全に上級プレイヤー向けのクジラ岩ダンジョンと、充実した内容のSAGA9。このほかにもSAGA8でプレイヤーが取った選択肢により、ストーリー展開が「エミル&ルルイエ」「べリアル」「マーシャ」という3つのルートに分岐するメインシナリオも実装される。

 いつものアップデートと比べると物足りない……と思うプレイヤーもいるかもしれないが、淺間氏は新マップやモンスターといった横への広がりだけでなく、SAGA9および今後のSAGA10では、既存のシステムや素材を使いつつ、今まで語られてこなかった物語やNPCにスポットを当てていく、縦方向へのアップデートを行いたいと語っていた。

 既存マップにも通れそうで通れない封鎖エリアが残っているので、今後も新しいエリアが追加実装されるとのことだが、単純にマップが広がるだけではなく、タイタニア世界で何かをすれば、ドミニオンやエミル世界にもそれが影響するといった相互関係を構築していきたいと淺間氏。

 「ほかのゲームに遊びにいってしまっても、やっぱりECOが落ち着くよね、と帰ってきてくれるようなゲームにしたい」(淺間氏)と話していたように、物語性に厚みを増していくことで、現役プレイヤーは今以上にキャラクターやECOの世界に愛着を持ってくれることだろう。

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※画像は開発中のため変更になる可能性があります。


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