ニュース
日本初、学生開発によるPS3&Wii用ソフトが出展:日々是遊戯
毎年1月に開催されている、デジタルエンタテインメントアカデミーの作品発表会。今年は学生作品としては初めて、プレイステーション 3とWii用ソフトが出展され注目を集めた。
advertisement
次代のゲーム業界を担う、若きクリエーターたちの力作が集結
1月29日から31日にかけ、東京・新大久保のデジタルエンタテインメントアカデミーにおいて、同校生徒らによる企業向け作品発表会が開催された。1991年に「エニックスゲームスクール」として設立された同校だが、この3月で閉校予定とのことで、これまで毎年1月に行われてきた本イベントも今回で最後となる。
それはそれとして、今回大きな見どころとなったのが、学生作品では日本初というプレイステーション 3とWii用ソフトの出展。いずれも、実際の開発機材を用いて開発を行う「マスターコース」の生徒による作品で、PS3では“地面の隆起”という特殊能力を生かしてステージを進んでいく3Dアクションゲーム「iDEARTh(イデアス)」、Wiiでは“オナラで空を飛ぶ”という奇抜なアイデアが目を引いた、レースゲーム「OH! ナラでGO!!」がそれぞれ出展されていた。
プレイステーション 3向けに開発された「iDEARTh(イデアス)」。隆起させた地面は、高いところへ登るための足場や、敵の攻撃を防ぐ盾として利用できる。堅いハズの地面がぐにゃんと変形する表現が気持ちいい
なお、開発期間は「iDEARTh(イデアス)」が11人で約4カ月(+PS3自体の基礎研究に3カ月)、「OH! ナラでGO!!」が6人でやはり約4カ月とのこと。どちらのタイトルも、多少荒削りな部分はあるものの、学生ならではのユニークなアイデアに溢れ、またこの短期間で作ったものとしては十分に遊べる内容に仕上がっていたことに驚かされた。果たしてこの中から未来のヒットメーカーは生まれるのか、ここから巣立っていった卒業生の今後の活躍に期待したいところだ。
(C)2008 DIGITAL ENTERTAINMENT ACADEMY. ALL RIGHT RESERVED.
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.