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デジタルの未来を体感できる「DIGITAL CONTENT EXPO 2009」が開催中です日々是遊戯(2/2 ページ)

最新のデジタル技術が一堂に会する、「DIGITAL CONTENT EXPO 2009」が今年も東京・お台場にてスタートしました。さて、今年のトレンドは?

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今年はユーザーの「触感」に訴えかける出展が目立ちましたが、大阪大学 大学院情報科学研究科の「アソブレラ」もそのひとつ。付け根の部分にコイルが仕込んであり、「小雨がパラパラと降っている感じ」や、「バケツの水をぶっかけた感じ」など、傘に雨があたる振動をリアルに再現できるというもの

個人的には大ヒットだった、電気通信大学 梶本研究室の「耳牽引型ナビゲーションデバイス」。見た目は大がかりですが、要するに耳をひっぱることで、装着者を目的の方向へと誘導するというもの。「カツオがサザエさんに耳をひっぱられるシーンから着想を得た」とのことですが、確かに耳をひっぱられると、自然とその方向へ体が向いてしまうのをあらためて実感。誰かに手綱を握られているような、不思議な気分が味わえました

金沢工大学園 小坂研究室の「Back to the mouth」。Wiiリモコンと臭いセンサーを組み合わせたコントローラに向かって息を吹きかけ、その「息の臭さ」によって迫り来る敵を倒していくという、遊ぶのにちょっと勇気がいるシューティングゲームです。息が臭いほど敵に与えるダメージが増加するため、敵が強すぎると感じたら、置いてある様々な食べ物を口に含んでパワーアップすることも可能。でもいきなり臭さMAXからスタートだったらショックだろうなぁ……

これはもう説明不要ですね。DSを使ったシンセサイザーソフト「KORG DS-10 PLUS」も展示されてました。技術デモ的な意味合いも強い製品とあって、来場者の関心も大きかったようです

 ざっと見渡してみて感じたのは、東京工業大学・電気通信大学の「Haptic Ring: Touching Virtual Creatures in Mixed-Reality Environments」や大阪大学 大学院情報科学研究科の「アソブレラ」など、今年はユーザーの「触覚」に訴えかける技術、デバイスが非常に多かったということ。昨年も電磁石を使った「触れるディスプレイ」などの出展がありましたが、今後の技術トレンドのひとつとして、「触覚」が占める割合はより大きくなっていくのかもしれません。

 ほかにも驚きの先端技術が満載の「DCEXPO」。10月25日まで開催されていますので、興味がある方はこの土日で遊びに行ってみてはいかがでしょうか。

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