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たぶん誰も勝てない、「スーパーマリオ」を華麗にクリアするロボット日々是遊戯

小型マイコンボード「Arduino」を使って、「スーパーマリオブラザーズ」を自動でクリアするシステムを作った人が現れました。驚きのプレイ内容は動画からどうぞ。

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予想以上の速さ

 久々の「マリオ」ネタは、YouTubeより「スーパーマリオを華麗にクリアするロボット(名付けてNESBot)」動画の紹介です。

 最初は実際にプレイして見せる投稿者さんですが、コントローラが普通に動くことを確認すると、おもむろにNES(海外版ファミコン)本体の上にある、謎のマシーンにコントローラのケーブルを接続。マシーンのスイッチを入れ、「スーパーマリオブラザーズ」を起動すると……。

*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***

 ちょっ、はっええええええ! ゲームが始まるやいなや、目にも止まらぬスピードでフィールドを駆け抜けていくマリオさん。パックンフラワーをギリギリで跳び越え、壁抜けや「旗らけ(ゴール時に旗が降りないバグ)」といったテクニックもいかんなく駆使して進んでいくその雄姿は、まるでTAS(Tool Assisted Speedrun)動画を見ているよう。「ロボット」と聞いて、懐かしの「ファミリーコンピュータ ロボット」のような姿をイメージした人は、さぞビックリしたんじゃないでしょうか。

 実は動画の説明によると、「ロボット」と言っても物理的にボタンを押しているわけではなく、コントローラのケーブルを改造して、あらかじめプログラムされたキー入力を直接本体に送っている模様。キー入力データは、Tool Assisted Speedrunコミュニティの総本山「TASVideos」のデータを借用したそうです。どうりで速いわけだ……。

 ベースとなっているのは、この手の「作ってみた」系動画ではおなじみの小型マイコンボード「Arduino」。これを使えば、これまでエミュレータで動かすのが前提だった「TAS」を実機で再現できてしまうところが面白いですね。YouTubeのコメント欄では「ぜひこのシステムを本物のコントローラに組み込めるようにして!」といった要望も寄せられていますが、投稿者さんによれば、「すでにアイデアはあるものの、実際に組み込むとなるとバッテリーの問題がある」のだそうです。

「スーパーマリオ」に限らず、キー入力データさえ用意すればどんなゲームにも対応できそう。RPGのレベル上げなどにも使えるかもしれません

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