おそらく,いきなりキャンペーンに挑戦した人は,かなり苦労をしたのではないだろうか。
本物の特殊部隊は,作戦開始までに時間が許す限り,模擬戦を行ったり現地のデータを検討したりといったことを行う。
「GHOST RECON : ISLAND THUNDER」(GRIT)で,そんな模擬戦を思う存分行うことができるモード,それが「クイックミッション」だ。
クイックミッションで使用するマップは基本的にキャンペーンの舞台となる8つのエリアとなる。次に難易度は敵のAIの賢さなどが異なる「ルーキー」「ベテラン」「エリート」の3段階が選べる。
■最初に選べるマップはキャンペーン用のマップ8種類だが,プレイを進めていく内に使用できるマップも増えていく。
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■選択できるゲームタイプは4種類。しかし,自分なりの工夫や設定次第で無限のプレイスタイルが作り出せる。
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そしてクイックミッションには「MISSION」「銃撃戦」「偵察」「防衛戦」の4つのゲームタイプがある。同じマップでも異なるアプローチでプレイが楽しめ,自分なりの工夫やルールを決めてやれば,さらに楽しみも広がるだろう。
以下にそれぞれのゲームタイプとその楽しみ方の例などを紹介していこう。
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IMPRESSION
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クイックミッション:MISSION
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このゲームタイプではGRITのキャンペーンに用意された8つのミッション内容をそのままプレイできる。どうしても攻略できないキャンペーンミッションを研究する模擬戦にも最適だ。
特殊部隊は素早さが命。一度クリアしたミッションでも,クイックミッションでクリア時間の短縮を目指してみよう。
また,部隊の編成を色々と試してみるのもなかなか面白い。キャンペーンをクリアした時に使用できるようになる追加の隊員を加えれば,スナイパーばかりのチームや,機銃手ばかりのチームなんていう編成も楽しめる。
■MISSIONではやはりチーム単位での戦略的な行動が基本。各チームへの指示で成功の可否は決まる。
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■たった1人で突き進むのもまたよし。ミッションは必ずしも敵を全滅させる必要はないので,腕さえあればクリア可能だ。
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あえて片方のチームだけ,つまりブラボーチームは編成せずに,アルファの3人だけでミッションを遂行するというのもなかなかハードで面白い。根性と気合いがあればたった1人で作戦実行,なんてこともできるはず。
以上のように,同じミッションでも色々と自分なりの制約を付け加えて工夫してみることで,また異なった面白味が出てくるので,ぜひとも挑戦してほしい。
とにかく敵を殲滅させればよいという,非常にわかりやすいゲームタイプだ。しかし,単なる撃ち合いだからといって,ありがちなFPSゲームのようなものを想像してはいけない。
一般のFPSとGRITとの一番の違いは,当たり所が悪ければ相手の弾に1発でやられてしまう,という点だ。「なんだ,そんなことか」と思ってはいけない。これがあるから自分やチームの動きに制約が出てくるのだから。
闇雲に前進していては敵にすぐ発見され,先制攻撃を受けて部隊が半壊なんていうこともある。隊員がある程度成長していれば返り討ちということもあり得るが,最初の内はこちらに被害も出てしまうことだろう。
■視界に入った敵はとにかく倒すべし。しかし,突撃するばかりではなく,各チームを効率よく動かして素早い掃討でタイムの短縮を狙おう。
つまり,単純な銃撃戦とはいえ,地形を把握して敵の位置を予測し,慎重な索敵と前進を行い,敵に対して有利な配置を部隊に指示し,確実に敵を殲滅するという,きちんとした手順を踏む必要が出てくるのだ。
途中にクリア項目の無いミッションと同じと思ってもかまわないかもしれない。ただし,現れる敵の数が多い分,隊員を全員無事に切り抜けさせるのは至難の業だろう。次のページへ
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