富士通「ARROWS Tab」にもっとも合うキノコを検証してみた(1/2 ページ)
エリンギでも快適に操作できる。そう、ARROWS Tabならね。
キノコでスマホを操作できることは一般によく知られている。みなさんもスタイラスなどが見当たらない時に、身近なエリンギやしいたけで代用したことがあるだろう。
しかし、どのキノコがもっとも使いやすいのかという点については、不思議とあまり検証された例がないようだ。ということで、10.1インチの高画質大画面ディスプレイがウリの富士通「ARROWS Tab」を使って、どのキノコがもっとも操作に適しているのか試してみた。せっかくの大画面、やっぱり使うキノコにだってこだわりたいじゃないか。
今回用意したキノコは以下の12種類。定番のエリンギをはじめ、しめじ、しいたけ、マッシュルームなど和洋さまざまな種類を取りそろえてみた(残念ながらマツタケは季節が合わず断念!)。
検証には、書道アプリ「ShoDo!」と、ゲームアプリ「LINE POP」を使った。「ShoDo!」ではタッチの正確性さや書き心地を、「LINE POP」では素早い動きや乱暴な扱いにも耐えられるかを検証する。そのほか実際に触ってみて、大きさや握り心地、ニオイの強さなども評価に入れていきたいと思う。
さて、もっともスマホの操作に適したキノコはどれなのか? さっそく検証結果を見ていくことにしよう。
エリンギ
最初はやっぱり定番のエリンギから。とにかく柄の持ちやすさが抜群で、絶妙なカーブが手にぴったりフィットするオールラウンダー。表面はしっとりと冷たく、低反発まくらのような弾力も高級感がある。ただ反面、かさの部分はやや大ざっぱな作りで、タッチの正確性はイマイチだった。
トータルでの完成度はやはり高く、さすがは定番といった印象。持つ時はかさの手前のくびれた部分を、ペンのように握るのがオススメだ。
しいたけ
お次は食卓の定番、しいたけ。カサの部分がふにゃふにゃして柔らかいためスタイラスとして使うにはちょっと頼りない印象。また、柄が短くカサ部分が大きく広がっているため、画面が隠れてしまうのもマイナスポイント。
他の編集部員にも使ってもらったが、「柄の力強さとカサの不安定さがアンバランスで力加減が難しい」「食卓を離れるとダメなタイプ」「エリンギがあればしいたけを使うことはないかな」と総じて厳しい意見が目立った。
えのき
見た目どおり使いづらい。タッチしているというよりは、ハケで画面をサワサワとなでているような気分に。書道はもはや何を書いているのかわからず、LINE POPも散々だった。ただ、3〜4本くらいの小さな束に分けて使ってもらうと、「線香花火を垂らしているようなわびさびがある」と意外に好評。使っているうちにカサの部分がポロポロ取れてくるのも趣だと割り切れば……。
まいたけ
斬新なデザインが特徴のまいたけだが、その形があだになって非常に使いにくかった。とにかく出っ張りが多く、狙った場所をタッチしたつもりでも、まったく違うところが反応してしまう。香りはすばらしいのだが「それ以外はあまりパッとしない」と、スタイラスとしては低評価にとどまった。
山なめこ
よく売られているなめこよりも大ぶりな「山なめこ」。表面のヌルヌルがやはり若干気になるものの、意外にも「柄の長さとカサの大きさのバランスがいい」「ほどよいネトネト感があって持ちやすく、ペンの滑りもいい」「ポテンシャルは高い」とかなり好評。ねとねとの量もそれほど多くなく、画面もそれほど汚れなかった。
なめこ
こちらはよく見かける、袋売りのなめこ。見てのとおりねとねとが邪魔で非常に使いにくいうえ、なめこ自体も小ぶりで今ひとつ頼りない。文字は意外にちゃんと書けたが、LINE POPは画面にねとねとが付くと反応しなくなってしまい、遊べたのは最初の10秒くらいだけだった。
しめじ
使ってもらった感想は「可もなく不可もなく目立たないクラスメート」。突出したところはないがそれなりに使いやすく、やや不便なところもあるが絶望的に使えないというほどでもない。そんな絶妙などっちつかず感が、しめじらしいと言えばしめじらしいのかもしれない。そんなしめじが僕は大好きです。
丹波しめじ
普通のしめじよりひとまわり大きな丹波しめじ。スタイラスとして使うのならこれくらいのサイズがちょうどいいのでは……と思って買ってみたのだが、結果は大当たり。ちょっと長さが足りない感はあるものの、エリンギに匹敵するフィット感があり、またカサの先端が丸く小さいため、狙った場所もタッチしやすい。編集部員にも「エリンギと対で使いたい1本。エリンギだけじゃ心許ない時に、もう1本付け足すならコイツ」と好評だった。
大黒本しめじ
名前は似ているが、しめじと本しめじはまったく別のキノコ。ぷりっとしたフォルムからも想像がつくように、スタイラスとしても抜群の安定感を発揮してくれた。中身がみっしりと詰まっていて、ゲームなどの激しい動きにも余裕でついてきてくれる「エクストリーム系キノコ」の代表格と言える。先端部は意外に平たいので、ピンポイントでタッチしたい時はカサのふちを使うといい。
ブラウンマッシュルーム
洋食でよく使われるマッシュルーム。小ぶりながらも「これぞキノコ」というフォルムは、スタイラスとして使ってもなかなかの安定感だった。どんな食べ方にも合うマッシュルームらしい結果となったが、一方では「しめじと同じで特徴に欠ける」「丹波しめじなどの日本男児には負けるかな」など、物足りなさを指摘する声もあった。
ジャンボマッシュルーム
見た目に違わず、使い心地もやっぱり大味。カサの部分を持って画面をゴシゴシとこすっていると、ペンというよりは消しゴムを使っているような気分に。ただ丈夫さはトップクラスなので、割れたり折れたりを気にせず、ガンガン使えるのは嬉しい。大黒本しめじと同じくゲーム特化のエクストリーム系、といった印象。
きのこの山
一応「きのこ」ということで入れてみたものの、残念ながらスクリーンが反応せず。やはり生のきのこでないとスマホは使えないようだ。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ガジェット編集部/掲載内容有効期限:2013年2月28日