ARROWSの未来を占う(そのままの意味で)
最新スマートフォン vs 宇宙の叡智(えいち)
この世でもっとも価値のある情報とは「未来の情報」である――。たしかエラい人がそんなことを言っていた。
ITmediaではこれまで“ARROWSのすべてがここに”と題し、さまざまな角度から富士通のスマートフォン「ARROWS」シリーズの魅力を紹介してきた。しかしあらためて振り返ってみると、暑いからと言ってARROWSを水に流したり、スピード対決と称してミニ四駆に載せてみたりとロクなことをしていない。
そろそろもっと価値のある情報を載せた方がよいのではないか? そう思った僕は、禁断の情報、すなわち「未来の情報」を得るために、渋谷のあるビルへとやってきたのであった――。
そうだ、占いの館行こう
ということで(おおざっぱな説明)今回は、渋谷にある「東京渋谷本店 占いの館」で、3人の占い師にARROWSの未来について占ってもらった。
果たしてARROWSに未来はあるのか? さっそく結果を見ていってみよう。
1人目:那射先生(タロット占い)
まず1人目は那射(ないる)先生に占ってもらった。占い歴20年を越えるベテランで、得意な占いはフォーチュンタロットだという。
「すごくいいですね。昔からのいい部分を引き継いで、とてもよく考えて作られているのが分かります」
おお、かなり前向きなコメントが。那射先生によると「バーンともうかることはないけど長く平らに売れる。また2〜3年のうちにビッグチャンスが来る」という。どうやらかなりいいカードが出たようだ。
「チャンスをつかむには、女性や高齢者へのアプローチが大事になってきます。特にパワーのある女性に出会えると強い。流行の人より、長期間にわたって前線で活躍しているような人。CMに起用したりすると最高」
パワーのある女性……和田アキ子さんとかだろうか。そのほか「細かい不具合はたまに出る」というのがちょっと気になったが、それも大きなニュースになったりはせず、事前に気付いて改善できるレベルという。
やはりARROWSの未来はかなり明るいようだ。この勢いで2人目の占いにも行ってみよう。
那射先生の占い結果
- 今はすごくいい状態、再生・復活のカードが出てる
- ガラケー時代からのいい部分を引き継いで、よく考えて作られている
- 細かい不具合は出るが、事前に気付いて改善できる
- 長く平らに売れる。2〜3年のうちにビッグチャンスも
- 若い人の協力は常に必要
- 女性や高齢者へのアプローチが大事。パワーのある女性を起用できると強い
2人目:紅泉先生(ミラクルダウジング)
2人目の占い師は、プロ歴なんと28年の紅泉(こうせん)先生。宇宙の声を聞くことができ、ダウジングと組み合わせた「ミラクルダウジング」という占術を使うそうだ。
さっそく主旨を説明すると「このアローの未来を聞きたいのね?」と、ARROWSの上に振り子をかざし、おもむろに口を開いた。
「うん、これはね、ダメになります。死につながります」
えええー! まさか第一声でいきなり死の宣告とは……。振り子は元気よく揺れているが、どうやら揺れる方向がマズいらしい。
「いつダメになるかも分かっちゃうのよ。来年の4月から5月ね。そのころに新しいのが出てくる」
ん、新しいのが出てくる? ということは……。
「アローはダメよ。でもそれに代わる新しいのが出てくる」
もしかして新機種のことだろうか。紅泉先生によると、新機種というよりは「今のスマホとはまったく違う新しいもの」になるという。それも他社との共同事業になるそうだ。それならあながち悪い占いでもないのか……?
「今は中学生でもみんな使ってるでしょ。スマホっていうの? 今はいいわよ。でもみんながそうやって使いはじめると、そのうち親が知らないところでお金を使ったり、変なメールが届くようになったりする。そういういろんな問題がどんどん明るみに出て、最後はダメになっちゃうのよ」
どうやら問題はARROWSだけではなく、他のスマホにも及ぶようだ。「新しい何か」というのは、そのあたりを改善したものになるとのこと。
「この振り子よーく見て、止まってますよね。ここで宇宙の気を入れるの。ね、そうすると動くでしょ、他の人のダウジングはね、あれは自分で動かしちゃってるのよ。あたしは小さいころに子供がいっぱい降りてきてね、そのとき唱えてた呪文を――」
話がだんだんそれてきたので、あわててお礼を言ってここまでにしてもらった。あと先生、ずっとアローって言ってたけどARROWSです……。
紅泉先生の占い結果
- ARROWSは2015年の4月〜5月でダメになる。死の暗示
- しかし、その後を継ぐ新しい何かが出てくる
- 「新しい何か」はどこかとの共同事業から生まれる
- ダメになるのはARROWSだけでなく他社スマホも
- 子供の課金やチャットでのいじめといった問題が社会問題に
3人目:ぴんく先生(スピリチュアル・カウンセリング)
最後は「人間パワースポット」の異名を持つという“ぴんく”先生に占ってもらった(ぴんく先生のブログ)。スピリチュアル・カウンセリングを得意とし、会っただけで「願いがかなった」という声も多いのだとか。
最後だからいい結果で終わってほしい……。ドキドキしつつ見守っていると、手元のカードの山から翼のカードを2枚引いた。
「すごーい! 見事に同じのが出ましたね。これはもう見たままで『飛び立つ準備はできている』って意味です。今はかなりいい状態」
おおお、これは文句なくいいカードと言えるのでは。ARROWS、来年も大丈夫?
「行けると思いますよ、だってこんないいカード出てるし。自信持っていい。ただ……」
た、ただ……?
「仕掛け方にちょっとブレがあるみたい」
ぴんく先生によると、端末のウリがいまいち分からず、知りたいと思っている人に伝わっていないのだそう。狙うなら年配層で「今でもガラケーの人とか、お年寄りとかを狙っていくといいと思う」。那射先生も言っていたが、年配層の取り込みがキーになるようだ。
「来年死ぬとかそういうことはないと思うけど、この先半年から9カ月くらいは厳しい。そこを突破できればっていう感じ」
うーん、結局のところあまり楽観視できるような状態ではないようだ。ただ、そこを乗り切れば大きなチャンスが待っているとのこと。
「わたしは普段iPhoneなんですけど、日ごろからもっと画面が大きければなーって話はしてるんですよ。あとタッチペンとかほしい。爪がこうだから(ネイルを見せながら)、指先でタッチできないんですよ」
ぴんく先生、途中から占いというより個人的な要望になっていた。でも参考にさせていただきます。
ぴんく先生の占い結果
- カードはかなりいい。飛び立つ準備は十分
- 若い人よりお年寄りやガラケーユーザーを狙うべき
- こっちの方が(ブラックを持って)ビリビリ来る。色はシックな方がいい
- ただ仕掛け方にブレがある。ウリが分からない
- これから半年から9カ月くらいは厳しい。そこを乗り越えればチャンス
で、結局どうなんですか?
占いを生かすのも殺すのも、結局は自分自身だという。いい結果に慢心してしまっては意味がないし、悪い結果でもそこから奮起していい結果につながることもある。……すいません、うまい締めが浮かばなかったのでそれっぽいことを言ってみました。
「東京渋谷本店 占いの館」では常時5〜10人ほどの占い師の先生たちが悩み相談に応じているとのこと。もし人生に迷うことがあったら、みなさんも一度を訪れてみてはいかがだろうか。
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