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仕事を忘れてライトセーバーで遊ぶ――そして上司たちはダークサイドに転向したナニコレ

ライトセーバーのレビュー撮影のために集まった上司たちは、仕事を忘れて遊びに夢中になるのだった。

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赤色がダース・ベイダーモデル、緑色がルーク・スカイウォーカーモデル、青色がアナキン・スカイウォーカーモデル

 ジジッ、ブオン、ブオン、バシッバシッ! ダース・ベイダーとダース・モール、そしてクローン・トルーパーがライトセーバーを振り回して戦っている。ここは、はるか彼方の銀河系……ではなく会社の会議室だ。

 3人が振り回しているライトセーバーはタカラトミーアーツから発売予定の「ウルティメイトFXライトセーバー」。ヘルメットは「エレクトロニックヘルメット」。両方とも子ども向けおもちゃだが、スターウォーズ好きの大人にはたまらないギミックが搭載されている。ライトセーバーはスイッチを入れると起動音が鳴り、振ったりぶつけたりすると「ブオン」とか「バシッ」という音が鳴る。ヘルメットの方は、スイッチを押すと、スピーカーから映画で使われたセリフが英語で流れてくる。

 記事用にカッコイイ写真を撮ろうと社内で剣道の経験者を募集したところ、なぜか筆者の上司たちが手を挙げてしまった。集まってもらった時点で「時間ないから(撮影)急いでね」と言われる始末。やりにくい……。

 早速、それぞれにヘルメットとライトセーバーを渡し、戦っているところをイメージしてポーズを取ってもらった。


ヘルメットは左から、ダース・ベイダー、ダース・モール、クローン・トルーパー(帽子は私物)

 なぜクローン・トルーパーがライトセーバーを持っているのかという疑問は持たないで欲しい。考えるんじゃない。感じるんだ。むしろ、クローン・トルーパーがなぜ帽子をかぶっているのかが気になるところ。実は集まってもらった3人の中で一番偉い人なのだが、自分で持ってきたらしい。なんだかんだ言ってノリノリじゃないか……。

 3人とも剣道経験者なので、素振りの練習をしてもらう。ブオン、ブオンと振る度にライトセーバーの音が鳴るのがカッコイイ。ときどき天井にぶつけてバシッと衝突音が鳴っているのは、聞かなかったことにしよう。

 練習で体が温まったところで、今度は試合をしてもらうことにした。



 いったんLEDライトを消し、再び点灯してから「始め!」の合図で試合開始。バシュッという起動音もカッコイイ。最初は丁寧にライトセーバーをぶつけ合っていたクローン・トルーパーとダース・モールだったが、クローン・トルーパーがすぐに飽きてフェンシングを始める。そして、その隙を付くダース・モール。笑い声が聞こえてくる。なんだか楽しそうだ。

 一通り撮影をして、「撮影オッケーです。ありがとうございました」と言っているのに、上司たちはライトセーバーを手放さず、仕事を忘れて遊び続けている。だめだ。彼らはダークサイドに堕ちてしまった。

 よい子のみんなは、仕事と遊びのけじめを付けるようにしよう。フォースと共にあらんことを。

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