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手は口ほどにモノを言う? 「寄生獣」みたいな指輪型擬人化デバイス「Pygmy」

もしも手に目や口が付いていたら――。そんなアイデアから生まれた「指輪型擬人化デバイス」がちょっと面白い。

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 人の手や指の動きは、しばしば目や口よりも雄弁にモノを語ることがある。「インタラクション2012」に出展された「Pygmy:指輪型擬人化デバイス」は、そんな「手の表現力」に注目し、「手を生き物にする」ことを目的とした研究だ。

画像 慶応大学の尾形正康さん、杉浦裕太さん、大澤博隆さん、今井倫太さんらによる共同研究「Pygmy:指輪型擬人化デバイス」

 手を生き物にする? なんだか壮大なテーマを感じて、わくわくしながらブースを訪れてみたら、やっていることは思いのほか単純だった。

 Pygmyは指にはめて使用する、指輪のようなデバイスだ。3個1セットで、2個は目、1個が口の形をしている。コントローラとは無線でつながっており、ボタンを押すと瞬きしたり、口をぱくぱく開けたりする。それ以上の機能は何もない。

 本当に何の役にも立たなそうなデバイスだが、どの指にどのパーツを装着するかによって、いろんな生き物に変化するなど、不思議な面白さがある。例えるなら、パペット(手人形)の進化版といったところだろうか。現在はコントローラ制御だが、これでファービーのように自律的に動くようになったら、また違った可能性が見えてきそうだ。

画像画像 目と口のセットで使用する。白いのはコントローラで、スイッチを押すと目や口がぱくぱく開閉する、

画像画像 実際に指にはめて遊んでみた。当日は「口」デバイスの調子が悪く、全部は試せなかったのが残念

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