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ビデオゲームは「食べすぎ」を誘発させる? カナダの研究チームが発見日々是遊戯

ゲームと肥満の関係はしばしば指摘されますが、カナダの研究チームがこのたび、面白い研究結果を発表しました。

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ゲームだけが原因というわけではない?

National Postの記事。ゲーマーにとってはやや衝撃的な結果と言えるかもしれません

 ビデオゲームで遊ぶ子供は、遊ばない子供に比べて、より多くのカロリーを摂取しやすくなる――そんな研究結果が海外で発表され、National Postなど複数のニュースサイトがこれを伝えています。

 実験を行ったのは、イースタン・オンタリオ小児病院(カナダ)の研究チーム。彼らは10代の標準体重の男性22名を2つのグループに分け、昼食前の1時間、片方のグループにはゲームで遊ばせ、もう片方のグループにはイスで静かに座っているよう命じました。その後両グループに昼食を食べてもらったところ、ゲームで遊んだグループの方が、平均で80キロカロリー分多くカロリーを摂取したとのこと。また同チームの研究結果によれば、ゲーマーで遊ぶ人はそうでない人に比べて、1日平均で約163キロカロリー分、多くのカロリーを摂取することが分かったそうです。

 面白いのは、同時に彼らの血中ホルモン濃度を調査したところ、特に空腹感を促進させるような数値は見られなかったということ。これについて同チームでは、「ゲームで遊ぶことによって、脳が何らかの“報酬”を求めるのではないか」と分析。さらに「ゲームで遊んでいる時、我々はほとんどカロリーを消費せず、しかもより多くの食べ物を摂取するようになります。1日あたりの数字は小さくとも、これが積み重なっていけば、10年後に与える影響は決して小さくはありません」と警鐘を鳴らしています。

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 ただし、これは一概にゲームが「悪」というわけではないのかもしれません。別の研究者は、「こうした影響は、ゲームで遊ぶだけでなく、テレビを見たり、パソコンで仕事をしたりした時にも現れる」と指摘。また同チームでは今後、Wiiなどの体を使ったゲームの場合についても研究していく予定だそうです。

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