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1機50万円のロボットがマットに叩き付けられる!? ロボットプロレスは過激なエンタテインメントだった!!(2/2 ページ)

プロレスをロボットでやられてもねぇ……って、腰振りパフォーマンスにジャーマンスープレックスホールド炸裂!! ちゃんとプロレス、ちゃんとエンタテインメントしてるじゃないですかっ!?

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プロレスの感動をも伝えたい!

 ミステル・タマオ総統がプロレスにのめり込むことになったのは、なんといってもプロレス界のカリスマ的存在、全日本プロレスの武藤敬司選手の存在が大きかったとのこと。

 そんなプロレスファンのタマオ総統、男の子が多かれ少なかれメカ好きなのは古今東西いっしょでメカも大好き。そこへきて、本田技研工業が自立歩行人間型ロボット「P3」を開発したというニュースがあり、それを目にした総統の中でプロレスとロボットが結びついてロボットプロレスの構想ができました。しかし、「P3」を当時まだ学生だったタマオ総統がどうこうできるハズもなく、構想は構想のままだったのです。

 だが、近藤科学のヒューマノイドロボットキット「KHR-1」の発売によりロボットプロレス構想は実現に向かって動きはじめます。

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 これが「できんのか!」発足へのおおまかなエピソードになりますが、初心を忘れることなく自身が感動した武藤選手の表現するプロレスの魅力、そのスピリットの一片でも観客に伝えるというのが、ロボットプロレス大会開催時にいつもタマオ総統が心がけていることだそうです。

 そのために「できんのか!」では、試合中のロボットの動きのモーションの作り込みはもちろんのこと、手作りのリングや花道にもこだわり、大会前にはストーリー設定に応じた「煽(あお)り映像」を公開して気分を盛り上げ、イベント開催前からドラマチックに演出しています。

 実はアーティストのほとんどは設計から独自のオリジナル機体なのですが、流血仮面に関しては、近藤科学が発売するKHR-3HVに衣装を着せたものを使用しています。これは、プログラムを移植するだけで他のKHR-3HVもロボットプロレスに参戦できるようになるという目論みによるものだそうで、今後の広がりにも期待したいところです。

実際に観戦することも可能

 この映像を観て、ロボットプロレスに興味津々となった読者諸兄姉に朗報があります。12月25日午後5時30分(開場午後4時30分)から東京、築地本願寺ブディストホールにて「できんのか! 10」が開催予定で、実際にアーティストたちの熱い闘いを観戦することができます。

 小学生以下は入場料無料ということもありますので、ロボット好きのお子さんのクリスマスプレゼントのサプライズにもいかがでしょうか。詳細は、「できんのか!」公式ホームページをご覧ください。

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 最後に「できんのか! 10」にも出場する「投げ技の鬼」ことサアガ選手が華麗な投げ技を披露した、2010年11月3日埼玉県草加市で行われた「できんのか! 7」第9試合「サアガ VS レグホーン」の映像を紹介して締めくくらせていただきます。

試合前には、レフェリーロボットが両者のボディチェックを行う
大北京プロレスからの刺客、レグホーンの手羽スラッシュがサアガを直撃!
手羽スラッシュをかいくぐったサアガが神速の投げを披露!!
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