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楽器アプリの達人がガチバトル! iPhone/iPadのバンドコンテスト「Applayers」優勝は“忍者”だった

iPhone/iPadを楽器として使ったバンドコンテスト「新星堂×avex Applayers コンテスト」の決勝大会が開かれ、忍者衣装の謎の4人組「iPad Ninjaz」が優勝。アプリでここまでできるのかと驚かざるを得ない、達人たちの技をとくとご覧あれ。

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 iPhone/iPadを楽器として使ったバンドコンテスト「新星堂×avex Applayers コンテスト」の決勝大会が2月23日、開催された。参加100組の中から選ばれたファイナリスト7組が会場のニコファーレに集結。賞金100万円とavexからのデビューをかけ、熱いバトルを繰り広げた。

 演奏に使うのは、それぞれが選んだ楽器アプリたち。ピアノやギター、ドラム、シンセサイザーなどさまざまな楽器の音色がアプリを通じて鳴り響いた。なかには演奏の途中で素早く別のアプリに切り替えたり、複数台のiPhone/iPadを1人で操る人もいて、華麗な手さばきに審査員たちも見入っていた。

 優勝したのは、忍者の衣装に身を包んだ謎の4人組「iPad Ninjaz」。楽器アプリ以外に日本刀や花火の音が出るアプリを使い、妖艶なパフォーマンスを見せつけた。審査員特別賞は2人組の「SandyTrip」。控えめなメロディーから一転、iPadを高速タップし、パーカッションのノリノリなリズムで盛り上げた。

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ダイジェスト動画(撮影:iPod Style

エンタメのあり方が変わる!?

 コンテストは、iPhone/iPadを最低1台使って音を奏でるアプリで演奏し、パフォーマンスの面白さなどで競うというもの。当日の模様はUstreamとニコニコ生放送でライブ配信され、アーカイブも公開されている。それではファイナリスト7組をパフォーマンス順に紹介しよう。


Video streaming by Ustream

 1組目:mi-on(ミオン) テレビドラマやゲーム、インディ映画のサントラなどを手掛けている女性パフォーマーで、決勝には赤いはっぴ姿で登場。和太鼓演奏をバックに、iPhoneとiPadを使いオリジナル曲「Natuto Dream 2012 Dragon Mix」を演奏した。琴の音色など和風な雰囲気が印象的だった。

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 2組目:GO iPhone/iPad計4台を使ってルパン3世のテーマを披露した。なぜかステージ上にこたつ机を用意し、赤いちゃんちゃんことニット帽、首にはヘッドフォンという不思議なスタイルで演奏。ルパン顔負けの手さばきで審査員の心を盗んだか。


GO

複数のアプリを使って1人で演奏

 3組目:情デkids 男女8人によるバンド。iPhone/iPadに加え、Macも使ったステージは司会者いわく「りんご畑状態」。オリジナル曲「command+Z」は、Macのショートカットキー「command+Z」のようにやり直しできたら――と歌う切ない歌詞だった。


情デkids

 4組目:tigerlily 1人でiPhone/iPadを使い、さらにはアプリを途中で切り替えるドキドキのパフォーマンス。中盤は緊張が解けたのか、体でリズムを取りながらノリノリで演奏。オリジナル曲「ios 5 live set」で会場をクラブっぽい雰囲気に染めた。


tigerlily

手元はこんな感じ

 5組目:SandyTrip 女性と男性のペア。普段は、ジャパネットたかたの商品紹介時のBGMなど企業のテーマソング制作を手掛けている。本番はオリジナル曲「砂漠の旅」を披露。パーカッションなどの楽器アプリで演奏したり、ボイスチェンジャーアプリで歌ったりと趣向を凝らしたステージだった。


SandyTrip。ロボット歩きで登場

かわいらしい楽器アプリで演奏

 6組目:iPad Ninjaz スモークがたかれるなか、忍者の衣装で登場した4人。童謡「さくらさくら」をアレンジしたオリジナル曲「Sakura Shinchi-henge」で妖艶な雰囲気を漂わせる。演奏だけでなく、日本刀のアプリを振りかざしたり、アプリで花火を打ち上げたりと、バンド演奏の枠を越えたパフォーマンスだった。

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iPad Ninjaz

 7組目:松尾P iPhoneをギターに見立てて演奏できる周辺機器「The Fingerist」の考案に関わった松尾Pは、もちろんThe Fingeristを使って演奏。しっとりと「Let it be」を歌い上げた。直後の2曲目では、頭に装着したiPhoneでギターアプリを演奏するトリッキーな演出も。


松尾P

 優勝したiPad Ninjazは、エンターテイメント性あふれるステージが評価された。新星堂の砂田浩孝社長は「(ファイナリストが)武道館に立ったり、紅白歌合戦に出たら――というイメージで見ていた」とコメント。エイベックス・プランニング&デベロップメントの本多健二執行役員は「エンタメのあり方が変わるんじゃないかと思うくらい鳥肌が立つコンテストだった」と振り返った。


審査の待ち時間にはコンテストの公式サポーターJUNOさんのステージも

審査員を務めた田中知之(Fantastic Plastic Machine)さん(左)、道端アンジェリカさん(右)、JUNOさんが受賞者と記念撮影

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