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脳波でヒューマノイドロボットを操作する技術、日仏が共同研究

仏国立科学研究センターと産総研は、脳波でヒューマノイドロボットを操作する研究を行っており、障害者の運動機能実現を目指す。

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 フランス国立科学研究センター(CNRS)と産業技術総合研究所の共同ラボ「AIST-CNRS ロボット工学連携研究体」では、脳波でヒューマノイドロボットを操作する研究を行っています。

人があたかもヒューマノイドと一体化したように感じられる装置を開発したいと考えています。そのために、BCI(ブレイン・コンピューター・インターフェイス)の応用開発に取り組んでおり、人の思考を理解し、どの程度脳波信号を読み取って、それをロボットが実行できるように変換できるかを研究しています。

 ユーザの意思を読み出すために、点滅するシンボルを提示します。ユーザが見ているシンボルが、ロボットと繋がったBCIを通して解釈され、ロボットが制御されます。

ご覧になって頂いているのは、SSVEPと呼ばれるひとつのパターンでして、点滅刺激と行動とを関連付ける能力のことです。アフォーダンス理論と言われるものです。まず人が行動を物と関連付け、それから物が人の注意を喚起し、そして人が主体的に意図することでロボットから実行すべき行動を誘発し、それが変換されるのです。

この男性は、電極が埋め込まれたキャップをかぶっています。これが脳内の電気活動を読み取り、このPCに伝達されます。信号処理ユニットもあり、思考を分類します。ご覧の通り、タスクと関連するアイコンや点滅する物を認識します。物によって周波数が異なるため、周波数によって人が意図した物が特定でき、その物を選択することができるのです。物がタスクと関連付けされているため、ロボットに実行すべきタスクを容易に指示できます。

この技術を応用することで、四肢麻痺の患者さんはロボットを使ったナビゲーションが可能になります。例えば、ローマ在住の四肢麻痺の患者さんが、ヒューマノイドを操作することで日本観光を楽しむことができます。

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