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ちょっとこの世の地獄に行ってきた(2/2 ページ)
地獄の1丁目、それは大分県の別府にあった。
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鬼山地獄
別名「ワニ地獄」とも呼ばれている鬼山地獄。温泉熱を利用してワニを飼育している。約70匹のワニを飼育しているそうで、一面ワニ・ワニ・ワニ。地獄という言葉の響きにワニの凶暴なイメージはよく似合う……と思ったが、ワニはでろっと寝ていた。
白池地獄
白池地獄には青みを帯びた白色の池がある。こんな色になるのは、噴出時は透明なお湯が、池に落ちたときに温度と圧力の低下により青白く変化するからだそう。濁り湯温泉のように見えて思わず浸かりたくなるが、温度は95度。大変なことになるので入ってはいけない。
龍巻地獄
別府市の天然記念物にも指定されている間欠泉。一定の間隔で地中の熱水が豪快に噴出する様子はなかなかの迫力で、ちょっとしたショーだ。屋根で止められているが、50メートルほど噴き出す力があるという。
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血の池地獄
最後に紹介するのは最も地獄らしい地獄「血の池地獄」。酸化鉄や酸化マグネシウムなどを含んだ赤い熱泥のため池一面が赤く染まっている。もうもうと煙を上げる赤い熱泥は、亡者がうようよしていてもおかしくない風情。まさに昔話に出てくるような地獄の雰囲気あふれる光景だった。
おまけ:地獄グルメ
地獄めぐりでは温泉の熱を利用したグルメも味わうこともできる。ゆで卵や蒸しパン、名物「地獄蒸焼プリン」など、味は極楽だ。
いくつかの地獄には足湯を楽しめるスポットもある。いかにも地獄という光景を堪能しつつも、ちょっとした極楽も楽しめるところだった。
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