ニュース

富野由悠季監督の新作は「風立ちぬ」へのアンサーソング? 理研の特設サイトで富野節炸裂

理研のX線レーザー施設「SACLA」、「風立ちぬ」、「ガンダム」、そして富野監督最新作――エンジニアリングという観点から、富野監督が熱く語っています。

advertisement

 理化学研究所のX線レーザー施設「SACLA」のスペシャルサイトに、「ガンダム」の生みの親として知られる富野由悠季監督が登場し、自身のエンジニアリング論や新作について語っています。


富野監督がSACLAのスペシャルサイトに登場

 富野氏は、記事の中で宮崎駿監督の「風立ちぬ」を絶賛。同作は零戦開発者・堀越二郎の反省をモデルにした作品ですが、その時代背景には、「飛行機というものが複葉機の初期の段階までは個人レベルで作れるものだったけど、発展していくにつれて莫大な資金が必要になり、軍事用に作らざるを得なくなってしまった」という問題があると指摘。そうした状況における技術者の苦悩やエンジニアリングのあり方を正面から描いた作品として、「映画のすべてがピターッと入ってきた」と話しています。

 そして、風立ちぬの主人公を襲った「悲劇」を繰り返さないためにも「進化を至上とする20世紀型のエンジニアリングを考え直すべき」と持論を展開。こうした問題意識が、現在製作中の富野監督最新アニメーションにも反映されているといいます。

advertisement

SACLA、「風立ちぬ」、そして最新作――さまざまな話題を通じて、富野流のエンジニアリング論を語っています。

 富野氏への取材は、理化学研究所の放射光科学総合研究センター・石川哲也センター長との対談という形で行われています。アニメの話だけでなく、科学技術に対する富野監督の興味関心のありようが分かる、読み応えのある対談となっています。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 日本人ならなぜかスラスラ読めてしまう字が“300万再生超え” 「輪ゴム」みたいなのに「カメラが引いたら一気に分かる」と感動の声
  2. 「ご覧の通り、ひどい有様です」 ハードオフに1080円で売っていた“信じがたい状態の商品”に「どうして……」
  3. 70代両親「もう猫は飼わない」と決めていたが、家をなくしたシニア猫を引き取り…… 2カ月後の変化に「泣けてくる」
  4. 「これはヤバい」 ハードオフに6万6000円で売っていた“まさかの楽器”に仰天 「安すぎない?!」「家に欲しい」
  5. 実家の親のために作った「ネットにつながらなくなったら開ける箱」が話題 ルータ再起動の簡略化に「すばらしい解決方法」「マネしたい」
  6. 大量捕獲! 潮干狩り中、水たまりに手をつっこむとまさかの展開が…… 思わぬ生き物たちの姿に「潮干狩りの固定観念が崩れた」
  7. 縁日の屋台に紛れ込んだ“超巨大金魚”にア然 金魚すくいの常識をブッ壊す光景に「やべぇw」「こんな豪華な金魚すくい見た事ない」
  8. 1歳娘、パパの“高い高い”にハマる→謎ポーズの「もう1回!」が爆笑の290万再生 「想像してたやつじゃなかった笑」「“無慈悲な太陽”で草」
  9. 箱を開けた瞬間に“98%完成”しているプラモデル!? 納得のキャラクターに「これは笑った」「開きで草」
  10. モー娘。本気の「きつねダンス」 vs. DeNA桑原「誇張しすぎたきつねダンス」 どちらも頭から離れないと話題に