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重要文化財を懐中電灯型コントローラーで見てみると……? 実感に基づく鑑賞体験イベント開催
「伊能忠敬の日本図」との連動イベント!
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VR技術を用いた文化財の新しい鑑賞方法などを提案することで知られる東京国立博物館 東洋館内のTNM & TOPPAN ミュージアムシアターで2014年7月16日から8月31日、映像コンテンツ「伊能忠敬の日本図」と連動したイベント「見て、知って、歩いて、伊能図を体感しよう!」が開催される。
「伊能忠敬の日本図」は、伊能忠敬の日本図に出てくる現存しない建造物などの映像をリアルタイムで生成し、コントローラを用いて自由に映像空間の中を移動できるという作品。今回のイベントはこの作品と連動したもので、懐中電灯型コントローラーを使ってスクリーンに投影される重要文化財「日本沿海輿地図(中図)」を拡大表示したり現代地図と見比べたりするほか、伊能忠敬が測量のときに用いた目印(梵天)を使って距離を測る「歩測」を体験し自分の日本地図を作るといったワークショップが予定されている。狙いは、「従来の一方的な映像鑑賞ではなく、参加型の実感に基づく鑑賞体験」。
このイベントは東京国立博物館と凸版印刷、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の共同開催。凸版印刷と慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科は2012年9月より「身体性を伴う多人数参加型の映像鑑賞ユーザーインターフェース」の共同研究を行っており、今回のイベントの成果を踏まえ今後もさまざまな場に向けた映像展示システムに応用していきたいとしている。
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