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さすがニコニコ技術部 約7000円で「Oculus Rift」を自作してみた人が現る

とりあえず自分で作ってみようの精神。

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 ニコニコ超会議や最近ではニュースでも取り上げられ、話題になっているVR(バーチャルリアリティ)ヘッドセット「Oculus Rift」。しかしFacebookによる買収などもあり、Oculus Riftの「DK1(開発者キット1)」は高値で取引されているのが現状です。

 そこでダメだとあきらめるのではなく「こうなったら自分で安く自作してみよう」と考えるのがニコニコ技術部。なんと約7000円でOculus Riftに近いヘッドセットを作り上げたのです。

 まずは没入感が得られるHMD(ヘッドマウントディスプレイ)をつくることを目標に材料を集めるところから開始します。オークションで落札したという6000円の7インチモニタ、そして100円ショップで購入した虫眼鏡と防護眼鏡……以上。え!? それだけ?

 しかも作り方はたったの5ステップ。虫眼鏡の柄を取って2枚重ねて固定、防護メガネの内側と外側に虫眼鏡を1枚ずつ固定、そしてモニタと合体させ、最後に外部の光をさえぎるため黒い紙で覆えば完成です。

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見た目もそれらしい

 モニタをPCに接続してOculus Riftのサンプル映像を見てみると、きちんと奥行きのある3D映像を見ることができました! しかもくっきりとて見えて、視野角も広いそうです。Unityではキーボード操作で仮想世界の中を自由に歩き回ることができます。

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ミクさんにも会えるのか!

 今後はトラッキング機能をつけて、頭の動きに合わせて映像と同期させることが目標だとか。いやはや、約7000円(しかもほとんどモニタ代)で没入感のあるHMDを完成させたニコニコ技術部の再現力にはあっぱれです。「とりあえず自分で作ってみよう」の精神が大切なのだとあらためて感じました。

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