ニュース

昭和天皇が遊んだ謎のゲーム「クロックノール」が話題に ネット民が「クロキノール」ではないかと指摘

昭和天皇の記録書「昭和天皇実録」に、宮内庁もわからないという不思議なゲームで昭和天皇が遊んでいたと書かれてあるそうな。

advertisement

 宮内庁が9月9日から公開中の、昭和天皇の生涯を記録した「昭和天皇実録」。ここに昭和天皇が幼少期に遊んだとして登場する「クロックノール」がいったいどのような遊びなのか宮内庁にもわからず、ネット上ではカナダ発祥のボードゲーム「クロキノール」のことではないかと指摘が上がっています。

「クロックノール」の正体だと指摘される「クロキノール」(ウィキペディアより)

 ことの発端は毎日新聞の9月9日の記事。実録において昭和天皇の学習院初等科入学前後に「クロックノール」という遊びが少なくとも4回登場しますが、宮内庁もなんの遊びか分かっていないと報じたところ、一体どんな遊びなのかとたちまちネットで話題となりました。

宮内庁の「昭和天皇実録」公開について

 ネットで出ていた中でもっとも有力な説が「クロキノール(Crokinole)」のことだというもの。カナダで19世紀末に生まれたボードゲームで、円形の盤上で高得点のエリアをめぐり2・4人のプレーヤーがディスクを弾き合う、カーリングやおはじきに近い遊びです。「これ、クロキノールでしょ」「時代的にもこれでしょう」など、Twitterでは「クロックノールはクロキノールのことだ」という指摘が多く出ています。

advertisement
1903年発行のクロキノールのルールブック「クロック術」

 1903年に発行された、クロキノールのルールブック「クロック術」(花王居主人著)では、クロキノールのことを「クロックノール」と呼んでルールを説明しています。これによるとクロキノールは同時期に長野県松本在留のイギリス人・マギニス氏が本国から取り寄せ、長野の衣斐氏が製品化したのをきっかけに、「非常の速度をもって流行」したそう。東京や遠方からの注文もあったことから、幼少期の昭和天皇がクロキノールを「クロックノール」と呼んで遊んだ可能性はありそうです。

本の中でクロックノールと呼ばれてますが、図解にあるのは現代でいうクロキノールです

 宮内庁に確認したところ、クロックノールに関する情報はすでに数十件寄せられているとのこと。話題の「昭和天皇実録」は、11月30日まで皇居内書陵部庁舎(東京都千代田区)で公開中です。

黒木貴啓

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「今までなんで使わなかったのか」 ワークマンの「アルミ帽子」が暑さ対策に最強だった 「めっちゃ涼しー」
  2. 水槽に庭で引っこ抜いた草を入れたら、まさかの変化 生まれ変わった水景に「あの雑草水槽からこの水景、、普通にすごい」
  3. 9カ月赤ちゃん、初めてママ&パパと離れて大泣き→帰宅すると…… 思わぬ反応に「天使」「全てがたまらんっすわ」
  4. お風呂の“追いだき配管”を掃除してみたら…… エグすぎる光景に悲鳴の嵐 「画面越しに臭うレベル」「みそ汁作ってんか?」
  5. 【今日の計算】「13×4+8−1」を計算せよ
  6. 地元民向け“バリカタ仕様”の袋麺だと思ったら……思わぬ落とし穴に「トラップ仕掛けられてる」「自分も引っかかった」
  7. 「トロッコ問題」で“全員が無事だった”のはなぜ? → 謎解き作家の問いに“斬新な解答”が続々集結し、もはや大喜利状態に
  8. 「ミニチュア革命を起こした」 ダイソー“Apple Watchカバー”の天才的な使い方をご覧ください
  9. 泣いていた赤ちゃん、パパが帰宅すると…… 「疲れが吹っ飛びますね」「こっちまで癒されました」180度変わる表情にパパ大喜び
  10. コスプレ用の髪飾り忘れた!→お兄ちゃんが一晩でやってくれました 妹のピンチを救った機転に「その手があったか」「天才やん」の声