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大友克洋描き下ろしの陶板レリーフが仙台空港に完成 記念して本人直筆サイン入り複製画が限定250点で発売
大友さんの原画を特殊美術印刷で再現し、サインとシリアルナンバーを入れたファン垂涎もの。
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3月に宮城県名取市の仙台空港に完成した、マンガ家・大友克洋さんが原画・監修を務めた陶板レリーフ。これを記念し、壁画の原画を特殊美術印刷で再現し、大友さん直筆サインとシリアルナンバーを入れた限定オリジナル複製画を、エヌケービーが発売した。
陶板レリーフのタイトルは「金華童子風神雷神ヲ従エテ波濤ヲ越ユルノ図」(幅約8.7×高さ約2.8メートル)。原画は宮城県登米市出身ということで大友さんが描き下ろした。金華童子がメカニカルな金魚にまたがり、風神と雷神を従えながら激しい波を越えゆく、そのSF感とダイナミックさが大友さんらしい。「未来を担う子供たちが、現代の叡智とともに自然がもつ大いなる力に立ち向かい、困難に対しても勇気を持って前に進む姿」をイメージしたという。
発売した複製画は、その原画をPXジークレーで270×758ミリサイズに印刷したもの。限定250点でシリアルナンバー入り、直筆サインも書かれているほか、416×952ミリサイズの額、収納時の布タトウと指箱、作品紹介冊子も付属する。
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限定250点で、価格は12万9600円(税込)。大友さんの意向によって、利益は東日本大震災の復興の一助のために宮城県に寄付される。購入は1人1点まで、年齢も20歳以上に限るとのこと。特設ECサイトでは購入を受け付けているほか、商品の拡大写真を数点公開中だ。
(黒木貴啓)
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