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鹿児島で開催予定だった九州最大級の花火大会 桜島噴火を警戒して中止に
噴火警戒レベル4に引き上げられている桜島。昨年来場者13万人超えの「かごしま錦江湾サマーナイト花火大会」の中止が決定。
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大規模な噴火が起こる可能性が高いとして、8月15日より噴火警戒レベルが4(避難準備)に引き上げられている、鹿児島県の活火山・桜島(関連記事)。これに伴い、22日に鹿児島市で開催予定だった花火大会「第15回かごしま錦江湾サマーナイト花火大会」を中止すると、18日に市が発表した。
同大会は、2000年から8月に鹿児島市が主催している「九州最大級」をうたった花火大会。桜島が臨んだ錦江湾の海上で打ち上げ、桜島の対岸にある鹿児島港は毎年多くの観客で賑わう。昨年の来場者数は13万5000人、今年は1万5000発を上げる予定だった。
大会は延期ではなく中止。理由は、桜島の噴火警戒レベル4への引き上げにより、打ち上げ時の警備体制など十分な安全確保が難しくなったことや、警戒レベルがさらに引き上げられるといった緊急時の対応を考慮したためとしている。事前に販売していた有料観覧席のチケットも払い戻すとして、詳細を公式サイトで公開中だ。
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気象庁によると、桜島は15日7時ごろから島内を震源とする地震が多発。島内にある傾斜計および伸縮計では山体膨張を示す急激な地殻変動が観測されていて、変化は一段と大きくなっている。昭和火口と南岳山頂火口から3キロ以内の有村町古里町では、大きな噴石と火砕流に厳重に警戒するよう呼びかけている。噴火警戒レベルが4に達したのは、レベルを運用し始めた2007年以降で初めてのことだ。
(黒木貴啓)
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