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神奈川県の箱根山で火山性の地震が続いている。6月30日午前6時56分ごろにはマグニチュード3.3の地震があり、箱根町湯本では震度3の揺れを観測した。M3.3は火山活動が活発化した4月26日以降で最大のものとなる。
気象庁は29日、大涌谷の噴気地帯において、地滑りにより誘発されて生成された新たな噴気孔を確認したと報告。大涌谷の北約1.2キロメートルの上湯場付近で確認した降下物は、この噴気孔からの土砂の噴き上げによるものと推定した。
箱根山では、5月6日に小規模な噴火の可能性があるとして、噴火警戒レベルを1(平常)から2(火口周辺規制)へ引き上げている。火口周辺の立ち入りは禁止され、箱根ロープウェイを全線運休とするなどの措置を取っている。
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大涌谷では蒸気が勢いよく噴き出すなどの変化を確認。