不倫サイト「アシュレイ・マディソン」が女性サクラ説に反論 新たにボット説も
女性はいるのか、いないのか。
不倫サイト「Ashley Madison」がハッキングされたことをきっかけに(関連記事)、同サービスには女性ユーザーがほとんどいないとする推測が広がっています。ハッカーたちが公開した約3600万人の顧客データのうち、女性として登録されていたのは約500万人。さらにブログメディアの米Gizmodoが流出データを独自に検証し、これらの女性ユーザーが「ほとんど偽物」だと報道しました。
しかしこうした報道にAshley Madisonの運営会社Avid Life Mediaが反撃を開始しました。メディアによる検証はデータを見誤った「誤報」だというのです。
同社は声明文で、8月の最後の1週間で280万回のメッセージ送信が女性からあったこと、この週のうちに数十万人の新規ユーザーがサインアップし、そのうち8万7596人は女性だったと説明。また、上半期の集計では、「女性と交流するためにお金を払った男性」と「アクティブな女性ユーザー」が1.2対1の比率で存在するとしました(女性は男性との交流にお金はかかりません)。こうした数字をもって自社サービスを“ナンバーワン不倫サイト”とうたい、報道に抗議しています。
この声名を受けて米Gizmodoは、自分たちのデータ検証が不十分で、アクティブな女性ユーザー数を低く見積もっていたことあっさり認めました。しかし一方で「7万以上の女性botが作られ、何百万もの偽メッセージを男性ユーザーに送信していたという新証拠がある!」とぶちあげ、事態は泥仕合の様相を呈してきています。果たして女性は集まっているのかいないのか……個人ユーザーの情報流出被害が減るという意味では、偽物だったほうがありがたい気もします。
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