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不倫SNSの情報流出で2人が自殺した可能性 運営元は50万ドルの懸賞金提供

「流出したお前の個人情報を手に入れた。友人や家族にばらまかれたくなければ金を払え」といった脅迫メールも確認されています。

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 不倫専門の出会い系SNS「Ashley Madison(アシュレイ・マディソン)」から個人情報が流出した問題(関連記事)で、トロント警察が事件の経緯や、この件に関連して2人が自殺した可能性があることを明らかにしました。


警察の会見

 流出が発覚したのは7月12日。Ashley Madisonを運営するカナダのAvid Life Media(ALM)で社員が出社してPCを立ち上げると、画面に脅迫メッセージが表示され、AC/DCの曲「Thunderstruck」が流れました。脅迫の内容は、Ashley MadisonとEstablished Men(ALMが運営する別のサイト)を閉鎖しなければ盗んだ会員の情報をネットに流すというもの。犯人は「The Impact Team」と名乗っていました。

 ALMが警察に通報したのは8日後。そのときThe Impact Teamはすでに2人分の個人情報をネットに流していました。そして8月17日に3000万人以上の会員のリストがネットに公開され、19日にはALMのノエル・バイダーマンCEOのもとに「時間切れだ」というメッセージが届きました。メッセージの中で、Impact TeamはAshley Madison会員の90〜95%は男性で、女性のプロフィールは偽物だと主張しています。


時間切れを伝えるThe Impact Teamのメッセージ

 警察は、この事件により2人が自殺した可能性があると明らかにし、流出データが見られると称する詐欺メールも出回っていると注意を促しています。「流出したお前の個人情報を手に入れた。友人や家族にばらまかれたくなければ金を払え」といった内容の脅迫メールも確認されています。

 ALMは犯人の特定や逮捕につながる情報に50万ドル(約6000万円)の懸賞金を提供。警察は情報提供を呼びかけています。

トロント警察の会見

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