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不倫専門の出会い系SNS「Ashley Madison(アシュレイ・マディソン)」から個人情報が流出した問題で、同サイトをハッキングしたとするグループが流出情報を公開したと主張しています。
アシュレイ・マディソンを運営するAvid Life Media(ALM)は先月、ユーザーの氏名やメールアドレス、住所などが流出したことを明らかにしました(関連記事)。このグループは「サイトを即時に、かつ永久に閉鎖しなければ、利用者の個人情報を公開する」と脅迫メッセージを出していましたが、閉鎖しなかったことからデータを公開したようです。
ALMは、オンラインで公開されたデータが本物かどうかを調査しているところだとコメント。犯人の行為はハクティビズム(社会的・政治的な主張のためのハッキング活動)ではなく犯罪だと非難し、捜査機関に協力していると述べています。
アシュレイ・マディソンは世界で3700万人以上、日本では180万人以上が利用していると言われています。Wired.comによると、犯人が公開したとされるデータは9.7Gバイト、3200万人の会員のアカウント情報やログイン情報、クレジットカードなどの支払い情報が含まれているものの、カード番号全体はないとのことです。ALMは、サイトに会員のクレジットカード番号を保存していないとしています。
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氏名や住所・電話番号など。