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「そうさく畑」代表、武田“コックローチ”圭史さん死去 関西の同人文化を影で支えた功労者
関西における同人イベントの創始者のような存在でした。
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「そうさく畑」代表として知られ、主に関西を中心に、数多くの同人イベントに関わってきた、武田“コックローチ”圭史さん(本名:武田圭史)が、去る10月23日に亡くなっていたことが分かりました。武田さんが以前務めていた、赤ブーブー通信社および青ブーブー通信社のサイトに訃報が掲載されています。
※当初「元代表」と書いていましたが、武田さんが昨年「そうさく畑」の代表から退いた後、ケイ・コーポレーションから武田さん個人に「そうさく畑」運営権が返還されていたこと、また武田さんのもと次回開催もすでに企画されていたことから、実質的にはほぼ代表に復帰していた状態でした。このため表記を「代表」に訂正させていただきました
関西の同人誌即売会としては最古のイベントである「そうさく畑」の実行委員長を30年以上にわたり務めたほか、赤ブーブー通信社が主催する「コミックシティ」、青ブーブー通信社の「こみっくトレジャー」など、数多くの同人イベントを裏方として支えた功労者としても知られていました。
突然の訃報を受け、Twitterでは過去に武田さんと関わった人たちが続々と驚きや悲しみのツイートを投稿。あらためて武田さんの存在の大きさがうかがえる形となっています。
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