ニュース

小保方晴子氏の博士学位取り消しが確定 改訂稿は審査に付すべき完成度に達していないと判断

大学側に不備・欠陥があったと認め、猶予期間を設けていた。

advertisement

 早稲田大学は11月2日、元理化学研究所研究員・小保方晴子氏について、博士学位の取り消しが確定したと発表した

早稲田大学における博士学位論文の取扱いについて(早稲田大学HPより)

 早大は2014年10月6日付で小保方氏の学位を取り消すと発表。ただし、大学側の指導・審査過程に重大な不備・欠陥があったと認め、再度の博士論文指導と研究倫理の再教育、博士論文の訂正のための猶予期間を設けていた(関連記事)。

 その後、何度か改訂稿が提出されたが、なされるべき訂正作業が終了しておらず、審査に付すべき完成度に達していないと判断した。小保方氏は猶予期間の延長を求めたが、これには応じないことを決定した。

advertisement
猶予期間が満了し、学位の取消しが確定(早稲田大学HPより)

 早大は小保方氏以外の博士学位論文についても、2006年以降2789本の調査を実施。「不正の方法により学位の授与を受けた事実」が判明した論文(学位取消しの対象)は発見されなかった。ただし研究の本質に関わらない部分において、引用不備などの訂正を要する博士学位論文は89本発見されたという。

笹原新之介

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. スーパーで買ったリンゴの種に“粉”を振りかけ育てると…… まさかの結果に「どうして!?」「すごーい!」「やってみます」
  2. 「ロッチ」中岡、顔にたっぷり肉を蓄えた激変ショットに驚きの声 「これ…ヤバいって」「すごい変身っぷり」
  3. 「今までなんで使わなかったのか」 ワークマンの「アルミ帽子」が暑さ対策に最強だった 「めっちゃ涼しー」
  4. 娘が抱える小型犬の目を疑うデカさに「サモエドかと思った…」「固定資産税かかりそう」 意外な正体がSNSで話題
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 1歳弟の歩行練習に付き合う柴犬、アンパンマンカーに乗って…… 「待ってましたー!!」「もうプロ級ですね」“師匠”なたたずまいに爆笑の620万再生
  7. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」
  8. 注意書きや警告に添えると……? 天才的発想の“一発逆転キーホルダー”が10万いいねの大反響 「やめーやww」「好きすぎる」
  9. 「聖戦士ダンバイン」を最新技術で再現 公式の実験動画に「すごい時代」「リメイク期待」と話題
  10. 「悲しくなった」「リスペクトがない」「嫌悪感」――楽器や画材を潰すiPadの紹介映像が物議